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【2025/11/12(水)】NDCCセミナー参加レポート:教習所の進むミライ

【2025/11/12(水)】NDCCセミナー参加レポート:教習所の進むミライ

こんにちは、自動車学校・教習所向け運行管理システム「バスキャッチ」担当の清陀(せいだ)です。
今回は、11月12日(水)に開催されたNDCC(次世代教習所共創コンソーシアム)の第9回セミナーに参加した報告をお届けします。

目次

第1部 地方の一教習所から100億企業へ〜モトヤグループ成長の軌跡〜

第1部 地方の一教習所から100億企業へ〜モトヤグループ成長の軌跡〜

モトヤグループの小野代表は、創業78年、売上94億円(今期目標108億円)の企業経営について講演をしました。

企業理念として、近江商人の「三方よし」に基づき、顧客・従業員・社会価値の創造を掲げ、「自立した組織」を目指しました。
かつて自動車教習所事業が売上の約7割を占めましたが、現在はM&Aと多角化(8事業)を進め、教習所事業を高品質なブランドとして軸に、各事業を独立させました。
その他、経営の最重要指標として売上だけでなく、従業員と会社の信頼を示すES(エンゲージメントスコア)を重視し向上に務めました。ES向上させる事例として、サークル制度や行事、モトヤウェアなどで交流を促進しました。
最終メッセージとして、社員への個別ヒアリングと、その後の「やることリスト」による課題解決を例に挙げ、「自社をM&Aしたつもりで課題解決を徹底すれば結果は必ず出る」と若手経営者にエールを送りました。

第2部 海外の自動運転とAI教習

第2部 海外の自動運転とAI教習

自動運転は、武漢では広大なエリアでドライバー不在のレベル4運行が実現しています。
技術面では、高コストなLiDARと3D地図を用いるルールベースから、テスラ等が採用するE2E(エンド・トゥ・エンド)と呼ばれる安価なカメラとAIによる技術への転換が進んでいます。
日本政府もE2E技術の採用と、2030年までに自動運転バス・タクシー1万台導入のロードマップを推進しています。
自動運転技術のフレームワーク(車両監視・制御)は、人間の運転の「認知・判断・操作」に対応しており、運転教育の定量化に活かすことができます。

AI教習は、韓国では全教習所に遠隔システムが導入され、中国では5~6年前から実施されています。
AI教習システムは、自動運転技術を応用し、遠隔(無線教習の枠内)で運転技能の定量評価や安全補助を実現。教習業務の効率化に貢献しております。

AI教習の目標は指導員1人あたりの生産性を20%向上させることにあり、経営者はこの技術革新の情報を日々収集し、活用する考えをもつ必要があるというメッセージを頂きました。

第3部 教習所白書~複数教習に関する研究~

第3部 教習所白書~複数教習に関する研究~

このセッションでは、分科会委員会が「第2段階の複数教習の法律化」をメインテーマに実施した研究結果を報告がありました。
複数教習の導入拡大による生産性向上の経済効果を分析しました。複数教習時間が増えることによる具体的な収益向上モデルが提示されました。
特に注目されたのは、運転シミュレーター教習の可能性です。AT免許が76.4%を占める現状において、教習効率化と配車スケジュールの円滑化が議論されました。
技術の進歩により教習所の運営モデルを根本から考え直し、教習所でも存続可能性について協議されました。

第4部 教習所の防災対応~復興編~

第4部 教習所の防災対応~復興編~

能登半島地震で被災した七尾自動車学校の進行中の復興プロセスを軸に、東日本大震災の教訓を交えながら、災害からの事業再建の現実を伝える「防災セッション・復興編」です。
七尾自動車学校は、大規模な合宿寮の半壊や教習コースの地割れ・陥没という甚大な被害に直面しました。

復興を成功させるための長期戦略として、「復旧・復興」と「臨時のビジネスモデル」を同時進行で回す必要性を強調。
特に、中小企業で補助率75%の「なりわい再建支援補助金」が復興の鍵となることが詳しく解説されました。
この補助金は、被害の写真記録と固定資産台帳の整備が前提となり、単なる修理を超えた創造的復興(ビジネスモデル変更を伴う投資)も可能にします。

七尾自動車学校は、合宿寮の代替策として外部連携を強化しつつ、1月25日という早期の営業再開を実現。社員も被災者であるという難しさの中で、デジタル化や検定ルールの特例変更などを駆使し、復興への道を走り続けています。
災害は必ず起こるものとして、「『こう復興する』という変わらぬ会社のビジョン」を共有することが、社員を動かし、迅速な経営判断を可能にするとの力強いメッセージで締めくくられました。

最後にVISHとしてできること

今回のセミナーは、「ミライのビジョンを持つことの大切さ」を強く感じました。ビジョンを持ち、従業員や周りの方に共有することでより鮮明な道を描くことができるようになります。
自身がもっているビジョンを他に共有することは、反発など受けることはありますが、課題に対して逃げずに向き合う姿勢がビジョンを実現する大切な要素だと肌で感じた内容でした。

弊社のシステムは、自動車学校の他、日本の幼稚園や放課後等デイサービス、小学校、習い事などのビジョンを持ち、課題をもっている方々から多くお問合せを頂きます。
皆様もつ課題に対して逃げずに向き合う姿勢を大事にし、「バスキャッチ」としてのサービスの向上に努めてまいります。

今後も皆様と共に学び、成長していけるように努力してまいります。
次回もブース出展する予定ですので、ご相談ございましたらお気兼ねなくお声がけください。
長らくご愛顧いただいている学校様から「いつも使ってるよ!」とお声頂いたり、「こんな機能ない?」とご要望頂く機会にもなり弊社としては大変貴重な機会となっております。
引き続き、自動車学校・教習所向け運行管理システム「バスキャッチ」をよろしくお願いいたします。


バスキャッチとは?

バスキャッチについてわかりやすく3分の動画にまとめてみました!

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