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調査レポート

【調査レポート】保護者4人に1人以上が感じる“通いにくさ”と“体験格差”

【調査レポート】保護者4人に1人以上が感じる“通いにくさ”と“体験格差”

子どもにどんな習い事をさせるか──。
これは、多くの保護者にとって「子どもの将来」と直結する、大きなテーマです。

一方で、

「本当はもっと通わせたいけれど、時間やお金、送迎の負担を考えると難しい」
「周りの子どもと比べて、体験の幅に差がある気がする」

といった声も、私たちはスクールの先生方からよく耳にします。

今回、スコラプラスは株式会社NEXERと共同で、中学生以下の子どもがいる全国の保護者183名を対象に「習い事の格差問題」に関するアンケート調査を行いました。

この記事では、その結果をご紹介しながら、「通いにくさ」や「体験格差」がどこから生まれるのか、そしてスクール側ができることは何かを考えていきます。

目次

調査概要

・調査テーマ:習い事の格差問題に関する調査
・調査主体:株式会社NEXER × Schola+(スコラプラス)
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2025年11月11日〜11月25日
・対象:中学生以下の子どもがいる全国の保護者
・有効回答数:183サンプル

質問内容

質問1:あなたの中学生以下の子どもは現在、習い事やスクールに通っていますか?
質問2:あなたの中学生以下の子どもが通っている習い事として当てはまるものをすべて選んでください。
質問3:習い事を選ぶときに重視したポイントとして当てはまるものを3つまで選んでください。
質問4:実際に通わせてみて、期待していた『体験』が得られたと感じますか?
質問5:そう感じる理由を教えてください。
質問6:習い事に通わせにくいと感じたことはありますか?
質問7:通わせにくさを感じた理由として当てはまるものをすべて選んでください。
質問8:習い事に通わせにくいと感じた理由を具体的に教えてください。
質問9:習い事による体験格差を感じたことがありますか?
質問10:どのような時に体験格差を感じたことがあるか教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

どんな習い事が選ばれている?一番人気は「スイミング」

まず、「お子さまは現在、習い事やスクールに通っていますか?」と聞いたところ、「通っている」と回答した保護者は45.4%と、半数には届きませんでした。

どんな習い事が選ばれている?一番人気は「スイミング」

通っている子どもの習い事の内訳をみると、
もっとも多いのが

「スイミング」:43.4%

次いで

「学習塾」:32.5%

という結果でした。

どんな習い事が選ばれている?一番人気は「スイミング」

水泳のように「安全面」や「基礎体力」を重視する習い事と、学習塾のように「学力」を高める習い事。この2つが、とくに選ばれやすい傾向が見えてきます。

一方で、「その他」としてはテニスや野球、バスケットボール、絵画教室、そろばん、習字、クラシックバレエや語学など、多様な習い事も挙がりました。

保護者は、「子どもの個性に合うもの」「好きなことを伸ばせるもの」を探しながら、選択肢を組み合わせていることがうかがえます。

習い事選びで一番重視されるのは「通いやすさ」

習い事を選ぶとき、保護者は何を重視しているのでしょうか。

「習い事を選ぶときに重視したポイント」を3つまで選んでもらったところ、
もっとも多かったのは「通いやすさ(距離・送迎)」で、65.1%が選択しました。

習い事選びで一番重視されるのは「通いやすさ」

「子どもの興味」などの項目よりも「通いやすさ」が上回っているのが特徴的です。

・教室までの距離
・保護者の送迎負担

などに加え、スケジュール調整のしやすさが、習い事選びの“前提条件”となっている実態が見えてきました。

通わせてよかった?9割以上の保護者が「期待していた体験が得られた」と回答

実際に通わせてみて、保護者はどのように感じているのでしょうか。

「期待していた『体験』が得られたと感じますか?」という質問に対して、
「とても感じる」「ある程度感じる」を合わせると、91.5%の保護者が「感じる」と回答しました。

通わせてよかった?9割以上の保護者が「期待していた体験が得られた」と回答

自由回答では、「とても感じる」「ある程度感じる」「あまり感じない」それぞれの立場から、次のような声が寄せられています(一部抜粋)。

「とても感じる」と答えた保護者の声

「小さい頃から英会話に取り組めば自然と身につくようになるから。」(20代・女性)
「自分の好きなことなのでめきめきと上達している。」(30代・女性)
「字をキレイに書くコツを教えてくれて実際にキレイな字が書けるようになってきたから。」(30代・女性)
「同世代の子供には体験できない事を体験できるから。」(30代・男性)

好きなことに打ち込むことで「上達が目に見える」「同世代ではできない体験ができている」といった、プラスの実感が強く表れています。

「ある程度感じる」と答えた保護者の声

「跳び箱が飛べるようになった。」(30代・女性)
「子供の上達具合をみて、成長を感じるから。」(30代・女性)
「一通り泳げるようになったから。」(40代・女性)
「同じ目標を持った仲間と一生懸命努力する練習をしているから。」(40代・女性)
「年中からスイミングとピアノを習っています。継続力が養われている感じがあります。」(40代・女性)

「できなかったことができるようになった」「継続力がついてきた」「仲間と努力する経験ができている」といった、日々の成長や習慣の変化が実感されている様子がうかがえます。

「あまり感じない」と答えた保護者の声

「教材や授業内容が合っていないと感じたから。」(30代・男性)
「進級していない。」(30代・女性)
「習ったことしかできない。」(40代・女性)
「あまり積極的に通おうとしないから。」(50代・男性)

一方で、「あまり感じない」という保護者からは、
「教材や授業内容が子どもに合っていない」「進級など目に見える成果が出ていない」「子ども自身の意欲が高くない」といった声が挙がっており、習い事と子どもとの相性や、成果の見え方が満足度を左右していることが分かります。

4人に1人以上が「通わせにくさ」を実感。その理由は?

「習い事に通わせにくいと感じたことはありますか?」という質問には、
25.3%の保護者が「ある」と回答しました。つまり、4人に1人以上の保護者が、何らかの“通いにくさ”を感じていることになります。

4人に1人以上が「通わせにくさ」を実感。その理由は?

その理由として多かったのは、

「送迎が大変」:61.9%
「費用が高い」:57.1%
「時間が合わない」:52.4%

といった項目です。

4人に1人以上が「通わせにくさ」を実感。その理由は?

自由回答には、

・兄弟もいて送り迎えの段取りが大変
・近くに教室がなく、時間もお金もかかる
・雨の日の自転車送迎がつらい
・年々月謝が上がっていて負担に感じる
・学校や他の習い事のスケジュールとどうしてもかみ合わない

といった、具体的な声が並びました。

地理的な条件、家計への負担、そして時間の制約。
これらが複合的に重なり、「通わせ続けることのハードル」となっている様子が見えてきます。

「体験格差」を感じる保護者は26.5%。どんな場面で差を感じている?

「習い事による体験格差を感じたことがありますか?」という質問に対して、
「よくある」「ややある」と回答した保護者は、あわせて26.5%でした。

「体験格差」を感じる保護者は26.5%。どんな場面で差を感じている?

およそ4人に1人以上が、「体験格差」を感じた経験があると答えています。

体験格差を感じたことが「ある」と答えた保護者には、
「どのような時に体験格差を感じたことがあるか」を自由記述で尋ねています。

「よくある」と答えた保護者の声

「運動体験などの差がある。」(30代・女性)
「通いやすさ。」(30代・女性)
「子供の頃から通っている。」(30代・男性)

「ややある」と答えた保護者の声

「学校教育だけでは、身につかない事が多々あると感じるから。」(30代・女性)
「授業参観などで、上手にできているほかの子をみた時。」(30代・女性)
「水泳の授業があるので、習っている子とそうでない子の違いがはっきり出ますし、水着が一人で着られないという子がいることにもびっくりしました。」(40代・女性)
「知り合いで子どもの意思に関係なく色々習い事をさせている家庭があり、うちは費用や時間を熟慮した上でしか通えないので違うなと感じる。」(40代・女性)

こうした回答から、保護者が感じる「体験格差」は、主に学校教育だけでは身につきにくい知識や技能の違いとして意識されていることが分かります。
とくに、水泳の授業のように学校の場で習い事の有無がはっきり見える場面や、費用や時間をあまり気にせず複数の習い事をさせている家庭と比較したときに、その差を強く感じている様子がうかがえます。

スクール運営者としてできる、「通いやすさ」と「体験機会」を広げる工夫

今回の調査結果は、一見すると「家庭側の事情」の話に見えますが、
スクール運営の工夫によって、通いやすさや体験機会を広げられる余地も大きいと私たちは考えています。

例えば、こんな取り組みが考えられます。

1. スケジュール設計・振替の柔軟性を高める

・学校の時間割や他の習い事と両立しやすい時間帯のクラスを用意する
・欠席振替のルールをできるだけ分かりやすく、柔軟にする
・長期休暇中の特別クラスや短期集中講座で、普段通いづらい子にも体験機会をつくる

2. 体験内容や成長の「見える化」

・できるようになったことを動画や写真、レポートで保護者と共有する
・年数やレベルに応じた「成長の目安」を提示し、成果を実感しやすくする
・イベントや発表会など、子どもが輝く場を用意する

「通わせてよかった」という体験が増えるほど、多少の送迎負担や費用負担があっても、保護者の納得感は高まります。

3. 情報発信で「通いやすさ」をきちんと伝える

・駐車場の有無や最寄り駅からの所要時間、送迎しやすい動線などを具体的に案内する
・兄弟の同時通いがしやすい時間帯・クラス構成を紹介する
・費用体系やオプション料金を分かりやすく開示する

「負担が少なそう」「予定が組みやすそう」とイメージしてもらえるだけでも、選択肢に入りやすくなります。

4. 運営をラクにすることで、子どもとの時間に集中する

通いやすさや体験機会を広げるには、どうしても「クラス数」「振替対応」「コミュニケーション」が増えがちです。

その一方で、

・出欠管理
・振替・欠席の連絡
・月謝の管理
・保護者へのお知らせ

などの事務作業が増えると、先生方の負担は大きくなり、本来注力したい指導や体験づくりの時間を圧迫してしまいます。

スコラプラスは、習い事・スクールのための業務管理システムとして、

・クラス・スケジュール管理
・出欠・振替の一元管理
・れんらくアプリとの連携による保護者とのコミュニケーション
・請求・入金管理の効率化

などを通じて、「運営をラクにしながら、子どもたちにはより良い体験を届けたい」という現場をサポートしています。

多様な事情を抱えるご家庭にとっても、
「通いやすい」「続けやすい」スクールが増えていくことが、体験格差の解消にもつながっていくと考えています。

まとめ

今回の調査から見えてきたのは、次のようなポイントです。

・習い事に「通っている」子どもは45.4%と半数以下
・人気の習い事は「スイミング」「学習塾」など、体力と学力の両面を重視する傾向
・習い事選びで最も重視されるのは「通いやすさ(距離・送迎)」
・9割以上の保護者が「期待していた体験が得られている」と感じている一方で、
4人に1人以上は「通わせにくさ」や「体験格差」を実感している

通いやすさ・続けやすさ・体験の質。
この3つのバランスをどう整えていくかは、今後のスクール運営にとって大きなテーマになっていきそうです。

スコラプラスは、スクール運営を支えるクラウドシステムとして、
一つひとつのスクールが「自分たちらしい体験の場」をつくり続けられるよう、これからも現場とともに考え、機能を磨いていきます。

本調査は株式会社NEXERとSchola+(スコラプラス)による共同調査となります。

<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERとSchola+(スコラプラス)による調査」である旨の記載
・Schola+(スコラプラス)(https://www.buscatch.com/scholaplus/)へのリンク設置

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