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なぜChimeleeを選んだのか?決め手は「柔軟な導入体制と手厚いサポート」にあった

福井県立美方高等学校
情報科教諭 木村文彦先生

福井県三方上中郡
福井県立美方高等学校

福井県立美方高等学校では、2025年4月から欠席連絡、保護者連絡ツールとしてChimelee(チャイムリー)を導入し、従来利用していたメーリングリストから円滑な移行を実現しました。

今回のシステム導入にあたっては、県内で統一の校務支援システム(連絡システム)を導入する動きもありましたが、本校独自の判断でChimeleeを選んでいます。

なぜ統一システムではなくChimeleeだったのか。保護者の混乱を招かずに移行を進めるためにどのような工夫があったのか。Chimeleeならではの魅力と活用ポイントについて、導入を担当された情報科教諭 木村文彦先生にお話を伺いました。

目次

福井県立美方高等学校について

福井県立美方高等学校は、福井県若狭町に位置し、普通科、生活情報科、食物科の3つの学科を擁する学校です。

教育目標として「夢を育む教育」「確かな学力の育成」「豊かな心の育成」を掲げ、地域社会に貢献できる人材の育成に力を入れています。
部活動も活発で、学業と両立しながら生徒一人ひとりが活躍できる場が提供されています。

豊かな自然に囲まれた環境で、生徒たちは主体的に学び、健やかな成長を遂げています。

福井県立美方高等学校について

学年で使用するツールがバラバラ…非効率な保護者連絡が課題に

Chimeleeを導入する前の課題を教えてください。

Chimelee導入前、本校では他の県立高校と同じメール配信システムを利用していました。しかし職員の間では「緊急メールシステム」という認識が強く、台風による臨時休校といった非常時の連絡に使用することがほとんどでした。

しかし、このような限定的な使い方に対し、もっと日常的な連絡手段として活用できないかと常々感じていたんです。

当時、学年通信の配信に活用する学年もありましたが、学校全体としてはプリント配布が主な連絡手段でした。いわば、学校全体で連絡手段が統一されていない状況でしたね。

システム導入のきっかけとなった出来事は何だったのですか?

2025年4月に福井県の県立高校全体での校務支援システムの切り替えが控えていました。同じタイミングで『保護者向け連絡システムも切り替える』と県から通知されたのがきっかけです。

日常的な連絡にも使える利便性の高い連絡ツールを利用したいと考えていたので、以前展示会で見かけたChimeleeの存在を思い出し、この切り替えのタイミングで導入を検討することにしました。

導入を担当いただいた情報科教諭 木村文彦先生

導入を担当いただいた情報科教諭 木村文彦先生

Chimelee導入の決め手は使いやすさと費用、そして安心感

そこから操作デモンストレーションに参加して、使い方やインターフェースなど具体的な話を伺いました。

Chimelee導入を決定づけた大きな理由は、使い方のわかりやすさと費用の手頃さですね。
具体的には、下記のようなポイントが決め手につながりました。

直感的な操作性

Chimeleeを提供するVISH株式会社は、幼稚園や学校向けに業務支援システムやバスの位置情報配信に使えるサービスを提供してきた実績を持つ会社です。

「長らく教育現場向けにシステムを作ってきた会社なら、安心して導入できそうだ」という期待は大きかったですね。

実際に使っていても、シンプルで明解なインターフェースと、使いやすい操作感は好評です。

左:保護者アプリ画面イメージ 右:管理画面イメージ

左:保護者アプリ画面イメージ 右:管理画面イメージ

手頃な費用

他社製品もいろいろと調べて比較したのですが、Chimeleeは生徒が何人いても月額9,900円(税込)とかなり手頃な価格で利用できます。

他社では従量課金制を採用しているサービスが多く、一人あたり月額300円程度の価格帯がメインでした。本校の生徒数は450名ほどなので、月額13万5,000円ほどの費用となります。

その点、Chimeleeは月額固定費用なので格段に費用を抑えることができ、導入のハードルは低いと感じましたね。

導入の柔軟性

県の校務システムは県内で一斉に4月スタートとなる見込みの中、Chimeleeはそれより早く試験運用できる「助走期間」を設けられる点が魅力でした。

本校では校務システムの導入は学習支援部に一任されていたので、成績管理から保護者連絡システムまで、すべてを学習支援部にお任せするのは負担が大きすぎるという懸念もありました。

その点、Chimeleeは導入責任者の私が主体となって準備を進めることができ、4月の本格運用に向けて、前年度のうちに準備期間を十分に確保できるのは大きなメリットでした。

個人情報保護への配慮

生徒の大切な個人情報を預かる上で、システムのセキュリティ対策は、選定において最も重視した点の一つです。

その中で、Chimeleeを提供するVISH株式会社がPマーク(プライバシーマーク)を取得していることは、個人情報保護を徹底する当校にとって大きな安心材料となりました。

こうしたセキュリティに対する姿勢は校長からも高く評価され、後押しを得て、安心して導入を進めることができました。

試用期間を設けて円滑にシステムを移行

本校においては、Chimeleeの導入は、PTA予算を活用する形で進めました。

12月初旬 臨時役員会を開きPTA役員へChimelee導入の提案
2月上旬 PTA理事会で導入が正式に決定
2月中旬 担任を通じて1・2年生の保護者に登録用紙を配布し、全体周知
テスト運用開始
3月 Chimelee担当者とともに全職員に向けた操作説明会を開催
合格者登校日にて新入生保護者に登録用紙を配布
4月 本格的な運用開始

職員への周知の際には、Chimeleeの担当者に同席いただいたうえで、操作説明会を実施したんです。
事前にシステム画面を操作する様子を見ながら、具体的な使い方を確認する時間を設けました。

保護者の方にもかなり丁寧に案内を行ったのですね。

4月からシステム導入を周知して、アプリ登録を開始して…という流れだと、本格運用は早くて4月下旬になると予想していました。そのため保護者への周知・登録を前倒しで行い、丁寧に導入を進めました。

特に新入生の保護者にとって、入学間もない時期は不安も大きいと思います。4月頭から本格運用を開始するには、前年度末からの丁寧な周知が欠かせませんでした。

このように段階的に登録を進めることで、保護者の混乱を最小限に抑え、円滑な移行を実現しました。

福井県立美方高等学校の様子

福井県立美方高等学校の様子

Chimeleeの導入効果

Chimelee導入後、特に効果を実感しているのは欠席連絡の効率化です。

欠席連絡の効率化

保護者アプリ画面イメージ

保護者アプリ画面イメージ

以前はGoogleフォームと電話で受け付けていた欠席連絡を、Chimeleeに一本化することができました。

Chimeleeでは欠席連絡が入ると、各担任のスマートフォンへ通知が来て、リアルタイムで出欠を確認できます。

保護者もフォームにクラスや名前、メールアドレスなどをその都度入力しなくとも、アプリからボタン一つで連絡ができます。数日先の通院予定等も入力できるようになりました。

また、学校側でも欠席連絡が本人を始め、家族間で共有されている安心感があります。
保護者・学校の双方にとって非常に便利になりましたね。

メール・お知らせ機能

保護者アプリ画面イメージ

保護者アプリ画面イメージ

学年ごとのお知らせ、進路支援部からのお知らせ、保護者会のお知らせなど、さまざまな情報をChimeleeで配信しています。

今では校内でも活用が進み、各教員がChimeleeを使い、それぞれが知らせたい内容を自身の手で配信していますね。教員が送るメールは上長が確認してから配信される仕組みになっていますので、管理職も安心しています。

以前使用していた連絡システムと比較して、保護者からは「デザインが見やすくなった」という声も寄せられています。

全体の周知はお知らせ機能、各家庭への個別連絡はメールと使い分けています。

アンケート機能

保護者アプリ画面イメージ

保護者アプリ画面イメージ

PTAの選挙や部活動の大会参加承諾など、保護者からの回答募集には、Chimeleeのアンケート機能を利用しています。

今までは紙のプリントを配布、回収したうえで、各担任が手作業で集計していたので、相当な負担がかかっていました。
Chimeleeではシステム上で簡単に集計結果を見ることができるので、かなり便利になりましたね。

また、アンケートへの回答などに応じて配信先を自動で振り分け、メールを送れる機能も、連絡の効率化に繋がったと思います。

スケジュール機能

管理画面イメージ

管理画面イメージ

学校の予定はChimeleeのスケジュール機能を使って配信しています。

保護者自身が普段使っているカレンダーアプリとも連携できるので保護者にとってもメリットだと思いますね。

保護者からの声

保護者の方々へは登録用紙を配布し、QRコードを読み込んで登録していただきました。

入学式等での周知や担任からの働きかけ、保護者同士の口コミで徐々に登録率が向上し、本運用3カ月が経過した2025年7月初旬時点では、98.8%の方が登録してくださっています。

現在は保護者の多くがアプリの利用に慣れており、連絡アプリの利用自体に抵抗がない層が増えていると感じています。保護者会での操作案内など、学校側からも積極的に働きかけを行い、スムーズな利用につなげる予定です。

保護者からの声

Chimeleeの円滑な導入体制により、スムーズに保連絡システムの移行ができた

他校では連絡システムの移行がなかなか進まず、導入から1カ月経っても保護者にうまく連絡ができないといった課題を耳にしたことがあります。

そうした状況の中、美方高等学校ではChimeleeを円滑に導入することができ、安定した運用ができているのはありがたいですね。

Chimeleeがスムーズに運用開始まで進んだのは、導入時期の柔軟性と丁寧なサポートが大きな理由だと感じています。

Chimeleeの使いやすい操作性と手頃な費用、そしてセキュリティの安心感が、学校と保護者間のコミュニケーションを大きく改善しています。

福井県立美方高等学校様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

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取材日時 2025年7月

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