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コラム

【学童の遊びアイデア集】元支援員が厳選!発達を促す外・室内遊び

【学童の遊びアイデア集】元支援員が厳選!発達を促す外・室内遊び

「学童の遊びがマンネリ化している気がする」
「もっとこどもたちが夢中になる遊びはないだろうか」と、日々の活動に悩んでいませんか。

この記事を書いている筆者も、約4年間、学童クラブの現場で働いてきました。こどもたちから「つまんない」「なにか面白いことないの?」と言われると、どう対応すればよいのかと内心焦った経験があります。

しかし、ほんの少し遊びのレパートリーを増やすだけで、こどもたちの表情や空気が大きく変わることもあります。「楽しかった!」「またやろうね」と笑顔で話す姿があり、遊びの力の大きさを実感しました。

この記事では、筆者が実際に学童の現場でこどもたちと遊び、本当に盛り上がった室内遊びと外遊びのアイデアを厳選して紹介します。遊ぶときに気をつけたい安全面のポイントや、こどもたちとの関わり方のコツもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

◆学童期のこどもの発達段階と遊びで育つ力

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「学童期」と呼ばれる小学生の時期は、身体だけでなく心や社会性が著しく発達します。また、低学年と高学年では発達段階が異なるため、年齢に合った遊びや関わり方を考えることが大切です。

まずは、学童期のこどもに見られる発達の特徴と、遊びを通して育つ力を紹介します。

【参照】子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題(文部科学省)

◎低学年:善悪の区別とルールを守る基礎を学ぶ時期

小学校1年生から3年生頃の低学年は、集団生活の基礎となるルールや、善悪の判断を学び始める時期です。幼児期よりも言葉で気持ちを伝えられるようになりますが、まだ自分の思いを優先してしまう場面も見られます。

この時期は、鬼ごっこや簡単なボードゲームなど、勝ち負けやルールがはっきりしている遊びが向いています。ルールを守ることでみんなが楽しく遊べるという経験を重ねると、少しずつ社会性の土台が育っていきます。

◎高学年:自分と他者の関係性を考え、リーダーシップを育む時期

4年生以上の高学年になると、自分の行動を振り返ったり、他者の気持ちを考えたりできるようになります。友だちや仲間同士の結びつきが強くなる「ギャングエイジ」を経て、より複雑な人間関係を築けるようになることも特徴です。

遊びの中では、チームで話し合って作戦を立てたり、相手とのやりとりを楽しんだりすることが増えてきます。自分たちで遊びのルールをアレンジしたり、審判役を務めたりすることで、リーダーシップや協調性を育めます。スタッフは介入しすぎず、こどもたちの自主性を見守ることが大切です。

◎学童での集団遊びで育つ社会性と協調性

学童保育では、1年生から6年生まで、年齢の違うこどもたちが一緒に過ごします。学校では同じ学年の友だちと過ごすことが多いですが、学童では幅広い年齢のこどもが関わり合います。

上級生が下級生に優しく接することで、思いやりや責任感が育ちます。また、下級生は上級生に憧れを持ち「自分もあんなふうになりたい」という目標を持つようになります。学年を超えた遊びや関わりを通して、こどもたちの社会性や協調性を自然と学んでいける環境です。

◆【室内遊び】雨の日や隙間時間に!学童で楽しめる集団遊び

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おやつや行事の待ち時間や、雨で外に出られない日など「何をして過ごそう」と迷うことはありませんか。そんなときに、道具を使わず、すぐにできる遊びを知っておくと、こどもたちの気持ちを切り替えられます。

ここでは、隙間時間に楽しめるゲームと、室内でも体を動かせるレクリエーションを紹介します。

◎待ち時間や隙間時間に盛り上がるミニゲーム

おやつや集会の待ち時間などで、こどもたちの気が散っているときには、すぐに始められるミニゲームがおすすめです。座ったままできるので、短い時間でも楽しく過ごせます。

【ハンカチキャッチ】

用意するもの ハンカチやタオル
遊び方 ハンカチを持って、こどもたちの前に立ち「ハンカチが手から離れている間、拍手をしてね」と伝える。ハンカチを上に投げたり、手から落としたりして楽しむ。
ポイント 投げたフリや、わざと落としたりすると、より盛り上がる。

ハンカチやタオルなど、小さい布が1枚あれば、学年を問わずに楽しめる遊びです。

◎雨でも体を動かせる!室内レクリエーション

雨で外に出られない日でも、ルールのある遊びを取り入れれば、室内で安全に体を動かせます。こどもたちの「体を動かしたい」という気持ちを満たしながら、みんなで一緒に楽しめる遊びがおすすめです。

ここで紹介する遊びは動きがあるため、周りにぶつかるものがない、できるだけ広いスペースで行いましょう。

【なんでもバスケット】

用意するもの 椅子(参加人数から1つ少なく用意)
準備 椅子を円になるように並べる
遊び方 1.オニを1人決めて真ん中に立ち、オニ以外は椅子に座る。 2.オニが「朝ごはんにパンを食べた人」などのお題を出し、当てはまる人は立ち上がって別の椅子に移動する。 3.椅子に座れなかった人が、次のオニになる。 4.オニが「なんでもバスケット」と言ったら、全員移動する。

フルーツバスケットをアレンジした遊びで、お題を考える楽しさがあります。こども同士の共通点が見つかりやすく、自然と会話が生まれるため、場が盛り上がります。

【震源地ゲーム】

用意するもの なし
準備 全員で円になって座る。
遊び方 1.オニを決める。 2.オニに分からないように、リーダー(震源地)を決める。 3.オニに円の真ん中へ来てもらう。 4.オニ以外の人は、リーダーの動きをまねる。 5.オニがリーダーを当てたら、オニの勝ち。
ポイント こどもたちの人数や、年齢によって、オニの人数を複数人(2人程度)にしても楽しめる。

リーダーに気づかれないように、全員で同じ動きをする遊びです。周りをよく見る力が育ち、みんなで気持ちを合わせる楽しさを味わえます。

◆【おもちゃ・工作】少人数やひとりで集中できる学童の遊び

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◎思考力や手先の発達を促すおもちゃ・ボードゲーム

ここでは、学童で定番の人気おもちゃや、100円ショップの材料を使って手軽に楽しめる工作遊びを紹介します。少人数で遊びたいときや、ひとりで落ち着いて過ごしたいこどもにおすすめです。

ボードゲームやブロック遊びは、先のことを考えたり、手先を細かく使ったりするため、考える力や集中力を育てます。

【ブロック】
ブロックは、パーツを組み合わせて立体の作品を作るため、空間認識能力を養えます。友だちと相談する場面も多く、協調性も身につきます。

中でも、レゴブロックは遊んだことのあるこどもが多く、学年を問わず取り組みやすいおもちゃです。シリーズが豊富で、少しずつパーツを増やせる点から、多くの保育施設で取り入れられています。

LaQ(ラキュー)は少ない種類のパーツを組み合わせて、平面や立体の作品を作るブロックです。説明書が付いているため、見本を見ながら作れることも特徴で、特に男の子に人気があります。

どちらも、ひとりで集中して遊べるだけでなく、役割分担をしながら一つの作品を完成させる楽しさを味わえます。

<商品情報>
商品名: レゴ®クラシック 黄色のアイデアボックス <スペシャル>
販売元: レゴジャパン株式会社
参考価格: 7,280円(税込)

商品名: LaQ ベーシック 511
販売元: ヨシリツ株式会社
参考価格: 6,600円(税込)
※編集部調べ。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

【将棋】
最近は将棋に興味を持つこどもも増え、学童でも人気の遊びのひとつになっています。将棋は駒ごとに動き方が違うため、最初は難しく感じることがあります。
くもん出版のスタディ将棋には、駒に進める方向が矢印で書いてあるため、低学年のこどもでも理解しやすいです。
また、小学館の新装版どうぶつしょうぎはルールが簡単で、初めて将棋に触れるこどもにも向いています。

<商品情報>
商品名: スタディ将棋
販売元: くもん出版
参考価格: 4,950円(税込)

商品名: 新装版どうぶつしょうぎ
販売元: 小学館
参考価格: 3,080円(税込)
※編集部調べ。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

【ボードゲーム・カードゲーム】
ボードゲームやカードゲームは考える楽しさがあり、特に高学年のこどもたちに人気でした。

▶スピードカップス
カードを1枚めくり、カードに描かれた絵の通りにカップを並べたり、積み上げたりするゲームです。完成したら、中央に置いたベルを鳴らします。
よく見て素早く動く必要があるため、集中力や判断力を養えます。

<商品情報>
商品名: スピードカップス
販売元: アミーゴ社(ドイツ)
参考価格: 3,300円(税込)
※編集部調べ。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

▶キャット&チョコレート
「くつ下に穴があいた 」など、日常で起こりそうなアクシデントを、手札にある限られたアイテムを駆使して、どう乗り切るかを考えて発表するゲームです。
正解は一つではなく、自由な発想や表現を楽しめる点が魅力です。

<商品情報>
商品名: キャット&チョコレート 日常編
販売元: 幻冬舎
参考価格: 1,760円(税込)
※編集部調べ。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

◎学童で人気!100円ショップの材料で楽しむ工作遊び

100円ショップで購入できる材料を使った、手軽に楽しめる工作遊びを紹介します。
ハサミなどの刃物やオーブントースターを使用する工程があるため、作業中は必ずスタッフがそばで見守り、安全に配慮しましょう。

【プラバン】

用意するもの プラバン、油性ペン、ハサミ、穴あけパンチ、トースター、アルミホイル、箸、厚みのある本(図鑑など)、細めのひもやチェーン
準備 ・プラバン用の板を、使いやすい大きさに切る。焼くと元の大きさの約1/4〜1/6程度に縮むため、少し大きめに切るのがポイント。 ・四角の場合は角を丸くしておくと安心。
遊び方 1.プラバン板に、油性ペンで絵を描く。 2.穴あけパンチで、ひもを通す穴をあける。 3.アルミホイルを敷いたトースターで、商品説明に沿って加熱する。 4.縮み終わったら箸で取り出し、本に挟んで平らにする。 5.ひもやチェーンをつけて完成。
ポイント ぬりえや見本のイラストを用意すると、絵を描くのが苦手なこどもでも取り組みやすい。

プラバンは、焼くことで形が変化し、完成した作品を持ち帰れる点も魅力です。

【スノードーム作り】

用意するもの 蓋つきの空き瓶、洗濯のり、水、防水タイプの接着剤、メラミンスポンジ(土台用)、プラスチックや陶器のフィギュア、ラメやスパンコールなどの飾り
遊び方 1.瓶の蓋の大きさに合わせて、メラミンスポンジを切る。4.ラメなどの飾りを入れ、液体があふれないように注意しながら蓋をする。液体は縁のギリギリまで入れると、きれいに仕上がる。 5.蓋の縁に接着剤を塗って密閉し、しっかり乾いたら逆さまにして完成。 2.接着剤でスポンジとフィギュアを固定し、完全に乾くまで待つ。 3.瓶に水7:洗濯のり3の割合で液体を入れる。フィギュアの大きさに合わせ、瓶の半分~7割程度を目安に調整する。

冬のイメージが強いスノードームですが、中に入れるフィギュアや飾りを工夫すれば、季節を問わず楽しめます。筆者が働いていた学童では、夏休みの企画として希望者のみ実施し、瓶とフィギュアは各家庭で用意してもらいました。こどもたちは好きなキャラクターを選び、オリジナルの作品づくりを楽しんでいました。

◆【外・体育館】運動能力を高める!学童の集団遊び

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ここでは、たくさん体を動かせるアレンジ鬼ごっこや、チームで協力して楽しめる運動遊びを紹介します。外遊びや体育館遊びの時間に取り入れることで、自然と運動量が増え、こどもたちの体力づくりにもつながります。

◎定番をアレンジ!学童で楽しめる変わり種鬼ごっこ

鬼ごっこは定番の遊びですが、少しルールを変えるだけで、足の速さに関係なく楽しみやすくなります。助け合う要素を入れることで、仲間意識も育ちます。

【レンジオニ】

用意するもの なし
遊び方 1.オニを決める。人数が多い場合は、複数人にすると動きが出やすい。 2.オニ以外の人は逃げ、タッチされたらその場でしゃがむ。 3.残っている人のうち2人が、タッチされてしゃがんでいる人に近づく。両手をつないで「チン!」と言いながら、しゃがんでいる人の体を輪の中に通す。 4.助けられた人は立ち上がり、再び逃げられる。 5.全員つかまるか、制限時間になったら終了。
ポイント 5分程度など、あらかじめ時間を決めておくと進行しやすい。

「チン!」という掛け声が楽しく、自然と会話が生まれ、場が盛り上がる遊びです。

◎チーム対抗で盛り上がる運動遊び

チーム全員に役割がある遊びは、運動が得意な子も苦手な子も参加しやすいのが特徴です。協力する楽しさを感じながら、体を動かせます。

【開脚リレー】

用意するもの なし
準備 スタートラインとゴールラインを決め、チーム分けをする
遊び方 1.スタートの合図で、先頭の人がスタートラインに片足を置き、ゴール方向に足を開く。開き終えたら、次の人に分かるように合図する。 2.次の人は、先頭の人の隣に片足を置き、ゴールの方向に足を開く。 3.ゴールに着くまで繰り返す。スタートラインに人がいなくなったら、一番後ろの人が先頭に移動する。 4.先にゴールラインへ到達したチームが勝ち。

足の速さよりも、声をかけ合いながら進めるチームワークが大切なリレーです。

◆学童の遊びを支える環境づくりと職員の関わり方

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こどもたちが安心して楽しく遊ぶためには、遊びそのものだけでなく、環境づくりや職員の関わり方も大切です。少しの工夫で、けがやトラブルを減らし、こどもたちの自主性を伸ばすことにつながります。

ここでは、安全に配慮した環境設定と、遊びの中での関わり方のポイントを紹介します。

◎トラブルを防ぐ「静」と「動」を分けた環境作り

限られたスペースで多くのこどもが過ごす学童では、遊びの内容に合わせて空間を分けることが重要です。塗り絵や折り紙などの座って遊ぶエリアと、体を動かすエリアを分けるだけでも、けがを防ぎやすくなります。

「ブロックはこのマットの上」「宿題はこの机」など、遊びごとに場所を決めておくのも効果的です。床にテープを貼る、棚や机で区切るなどの視覚的な工夫をすると、こどもたちにも分かりやすくなります。

また、こどもたちの遊びの内容が変われば、必要なスペースも変わります。その都度見直しながら、こどもたちに移動をお願いするなど、安全に配慮した環境を整えましょう。

◎遊びの中でのケンカやトラブルにどう関わる?見守りと介入の目安

大人数で過ごす学童では、言い合いや小さなトラブルが起こることもあります。どこまで関わるべきか悩む職員の方も多いでしょう。基本的には、暴力や暴言などの心や体に危険が及ぶ場合を除き、すぐに止めに入らず見守る姿勢が大切です。こども同士で話し合って解決する経験も大切です。

ただし、感情的になって収まりそうにない場合は「どうしたの?」「それぞれの気持ちを聞かせて」と間に入りましょう。職員が正解を決めるのではなく、双方の気持ちを整理する役割に回ることがポイントです。

◎禁止ばかりにしない!こどもと一緒に作る遊びのルール

安全のために「走らないで」と伝える場面は多いですが、禁止の言葉が続くと、こどもたちも窮屈に感じやすくなります。一度、こどもたちと一緒に「どうすれば安全に、楽しく遊べるか」を話し合い、ルールを作る時間を設けてみましょう。

自分たちで決めたルールは「守ろう」という気持ちが生まれやすくなります。筆者が働いていた学童では、話し合った内容を紙に書いて掲示していました。意識づけにもなるのでおすすめです。

それでも守るのが難しい場合は「ここでは走れないけれど、体を動かせる遊びに変えてみよう」といった代案を出すのも一つです。こどもの気持ちに寄り添いながら、安全とのバランスを取っていきましょう。

まとめ:学童の遊びは発達と安心を支える大切な時間

学童保育での遊びは、学校や家庭とは違う経験を通して、社会性や自主性を育てる大切な時間です。発達段階に合った遊びを選び、異年齢で関わることで、こどもたちは多くの学びを得ていきます。今回紹介した遊びや環境づくりのポイントが、こどもたちと安心して楽しい時間を過ごすためのヒントになれば幸いです。

※掲載商品は編集部が独自の基準で選定したものです。(メーカーからの広告・提供なし)

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ライター:加野彩乃

保育士・放課後児童支援員。保育園・学童クラブの現場や、習い事教室事務の経験を経て、現在はWebライターとして活動中。これまでの経験や2児の母としての視点を織り交ぜながら、分かりやすい記事を執筆することを心がけています。

児童の安心、保護者の納得、
職員のゆとりをこれひとつで

Hokally(ホーカリー)
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