アイコン無料で資料
ダウンロードする
アイコンまずは無料で
相談する
コラム

定着してる?去年義務化された「熱中症対策」と、今夏もう一度見直したい学童の安全基準

定着してる?去年義務化された「熱中症対策」と、今夏もう一度見直したい学童の安全基準

夏休み期間の学童保育は、朝からの開所で子どもたちの滞在時間が長く、指導員の皆様の緊張感も一段と高まる季節です。
さて、指導員や施設管理者の皆様に、一つ質問です。 「2025年6月から、熱中症対策が実質的に義務化された法改正(労働安全衛生法関連)」を覚えているでしょうか?
「去年、ニュースで見た気がする」「なんとなくマニュアルを作ったけれど、日々の忙しさで形骸化していないか不安……」という施設も少なくないかもしれません。義務化から2年目を迎える2026年の今、求められているのは「義務だからやる」ではなく、「現場に負担のない形で、いかに当たり前の仕組みとして定着させるか」です。
今回は、夏本番を前に改めておさらいしたい「国が求める熱中症対策の基準」と、学童保育で徹底すべき基本のキを確認していきましょう。

目次

1. 2025年義務化のおさらい:学童が守るべき「WBGT(暑さ指数)」の基準

この法改正で最も重要視されているのが、気温ではなく「WBGT(暑さ指数)」を基準にした行動判断です。
学童保育においては、スタッフ自身の労働環境を守ることはもちろん、預かっている子どもたちの命を守るために、以下の基準を徹底する必要があります。

引用:厚生労働省 職場における熱中症対策強化について

WBGT 28℃以上(厳重警戒)

熱中症のリスクが急激に高まります。外遊びの時間を短縮する、激しい運動は避けるなどの措置が必要です。

WBGT 31℃以上(危険)

外遊びや外出イベントは原則中止。涼しい室内での活動に切り替えます。

現場でよくあるお悩み
とはいえ、ただでさえ忙しい夏休みの朝に、「環境省のサイトをわざわざ見に行く暇がない」「確認した数値をスタッフ全員に口頭で共有するのが難しい」という施設も多いのではないでしょうか。個人の注意だけに頼っていると、どうしても情報共有にバラつきが出てしまいがちです。

2. 小学生だからこそ油断大敵!「外遊び・水遊び」の監視基準

夏休みは、近くの公園へ遊びに行ったり、施設でのビニールプールや噴水公園での水遊びなど、屋外活動の機会が増えます。幼稚園や保育園に比べて体力がついた小学生ですが、行動範囲が広がり、遊びもダイナミックになるため、独自の危うさがあります。

「活動スペース」の境界線を決める(外遊び)

公園などに着いたら、まずは「ここから先は行ってはダメ」というエリアをスタッフ・子ども双方で明確に共有します。木陰や見守りやすい位置に陣取り、死角を作らない配置を心がけます。

「監視役」の完全固定(水遊び)

水遊び(ビニールプールや水鉄砲遊びなどを含む)を行う場合は、他の業務(受付や電話対応、トイレの付き添いなど)をしながらの「ながら監視」は絶対にNGです。必ず「監視専任」のスタッフを配置し、時間での交代制を敷いて集中力を保ちます。

人数のダブルチェック(共通)

移動時、現地到着時、活動中(定期的)、帰る前の各フェーズで、全員の姿があるかを確実にカウントします。

3. もしも…の時のための「応急処置」4ステップ

どれだけ対策をしていても、熱中症のリスクはゼロにはできません。「おかしいな」と思ったら、ためらわずに次の4ステップを行います。

1.涼しい場所へ移動:エアコンの効いた室内や、風通しの良い日陰へ。
2.身体を冷やす:服を緩め、太い血管が通る「首の後ろ」「脇の下」「太ももの付け根」を保冷剤などで冷やす。
3.水分・塩分補給:飲めるようであれば、こまめにスポーツドリンクや経口補水液を飲ませる。
4.救急要請(119番):意識が朦朧としている場合は、ためらわずにすぐ救急車を呼ぶ。

4.基本を「形骸化」させないために、Hokallyができること

これらの基本ルールや応急処置マニュアルを、紙でファイルに綴じておくだけでは、いざという時に機能しません。学童保育向けICTシステム「Hokally(ホーカリー)」の導入により、義務化された安全基準をスマートに日常に組み込めます。

・その日のWBGTや注意連絡をスタッフ全員へ一斉共有
Hokallyの連絡機能を使い、「本日のWBGTは◯℃です。外遊びは中止し、室内レクに切り替えます」といった指示を、シフトに入る全スタッフの端末へリアルタイムに共有。全員が同じ安全基準で動ける環境を作ります。

・緊急時のマニュアルや連絡先も、手元のタブレットから1秒で確認
万が一、子どもが体調を崩した際も、Hokallyを開けばその場で「保護者の緊急連絡先」や「アレルギー・持病の有無」が確認できます。病院へ搬送する際も、正確な情報を即座に救急隊へ伝えることが可能です。

5.次回予告:「涼しい室内」なら本当に安心?

今回は、熱中症対策の基本である「暑さ指数(WBGT)」の基準をおさらいしました。しかし、この基本を徹底して「危険な時間帯は外遊びを避け、涼しい室内に避難したから、もう安心!」とホッとした瞬間にこそ、実は新たな落とし穴が生まれます。

次回は、「『涼しい室内』でも油断大敵?熱中症対策の裏に潜む3つの落とし穴」というテーマでお届けする予定です。安全対策をがんばるからこそ現場が陥りがちな「意外な落とし穴」に迫りますので、どうぞお楽しみに!

(※コラムのタイトルや内容は一部変更になる場合がございます)

児童の安全、保護者の安心、
職員のゆとりをこれひとつで

Hokally(ホーカリー)
資料画像