【子どもの習い事とお金】みんなは月いくらかけてる?リアルな相場と「後悔しない」教室の選び方
その他のコラム
「子どもの習い事に、どのくらいお金をかければよいのだろう」
「他の家庭は、毎月どのくらいの費用をかけているの?我が家は習い事にお金をかけすぎ?」
このように悩んだことはありませんか。
子どもの「やってみたい」という気持ちや、将来の可能性を広げたい思いから、習い事を始める家庭は多くあります。一方で、月謝や教材費に加え、送迎やスケジュール調整などの負担もあり「このまま続けて大丈夫?」「下の子も始めたら家計はどうなるのだろう」と不安を感じる保護者も少なくありません。
習い事にかける費用は、子どもの年齢や家庭の状況、習い事を始める目的によって異なります。平均額と比較して「かけすぎ」と判断するのではなく、ご家庭に合った予算や続け方を考えることが大切です。
この記事では、VISH株式会社が2026年6月に実施した「親と子どもの習い事に関するアンケート」の結果をもとに、子どもの習い事にかかる月額費用の平均や相場、教室選びのポイントを解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、ご家庭に合った習い事選びの参考にしてください。
目次
◆家庭の状況や子どもの学年別で比較!習い事の平均費用・月謝相場
まずは、実施したアンケートをもとに、子ども1人当たりの習い事にかける月額費用の相場を見ていきましょう。
アンケートでは「5,000円~1万円未満」が34%で最も多く、次いで「1万円~2万円未満」が27%と続いており、多くの家庭では月5,000円~2万円程度の範囲で習い事にかけていることが分かります。一般的には習い事を1~2つ通っている家庭がボリュームゾーンと考えられるでしょう。
ただし、習い事にかける金額は、子どもの年齢や家庭の状況によって大きく異なります。ここからは、保護者の年代や働き方、子どもの学年ごとの違いを詳しく見ていきましょう。
◎1. 【保護者の年代別】20代・30代・40代で習い事にかけるお金はこれだけ変わる
アンケート結果を見ると、保護者の年代が上がるにつれて、習い事にかける費用も増える傾向が見られました。
20代では「5,000円~1万円未満」が42%と最も多く、比較的費用を抑えている家庭が中心です。一方、30代では2万円以上かけている家庭の割合が合計32%まで増え、40代では「3万円以上」が21.2%と高い割合となりました。
これは、子どもの成長に伴って習い事の内容が変わったり、受験や専門的なレッスンを視野に入れたりする家庭が増えるためと考えられます。また、世帯収入の変化によって教育費に充てられる予算が増えるケースもあるでしょう。
今、周りと比べて「高すぎるかも」と思っていても、将来的な計画が立っていれば焦る必要はありません。子どもの成長やライフプランを見据えながら、無理のない範囲で続けられることが大切です。
◎2. 【保護者の労働状況別】働き方ごとの習い事にかけるお金を比較
保護者の労働状況によっても、習い事にかける費用には違いが見られました。
フルタイム勤務の家庭では「5,000円~1万円未満」と「1万円~2万円未満」がそれぞれ31%を占めています。「2万円以上」の家庭も合わせて30%あり、比較的高い費用帯を選ぶ家庭も少なくありません。
一方、専業主婦(主夫)の家庭では「5,000円~1万円未満」が46.2%と半数近くを占めました。ほかの働き方と比べると、比較的費用を抑える傾向が見られます。
家計の状況や働き方は家庭によってさまざまです。それぞれの家庭の状況に合った予算で、無理なく続けられる習い事を選んで良いともいえるでしょう。
◎3. 【子どもの学年別】小学校高学年は「月1~2万円未満」「3万円以上」がほぼ同率に
※ 学年グループはスクリーニング設問の学年区分に基づく。 きょうだいで複数学年に該当する場合は各グループに計上(合計は実人数と不一致)。
子どもの学年別に見ると、成長に伴って習い事へかける費用が増える傾向が見られます。
未就学児と小学校低学年では「5,000円~1万円未満」がどちらも38%で最も多い結果となりました。
一方、小学校高学年では「1万円~2万円未満」が27%、「3万円以上」が26%と、高い費用帯の家庭が増えています。これは、中学受験などに向けた学習塾への通塾や、スポーツ・音楽などでより専門的なコースへ進級するケースが影響している可能性があります。
「下の子も習い事を始めたいけれど、家計が心配」という場合は、高学年になると教育費が増える傾向も見据えながら、早い段階から家計全体で予算を考えておくと安心です。
◆【目的別の費用】習い事の目的ごとに、かけるべき予算の「目安」が変わる!
習い事をさせる目的によって、かける費用の傾向が大きく変わることが、アンケートによってうかがえました。
◎将来志向・学力志向の習い事は「高額化」しやすい
「学力・知的能力を伸ばしたい」を目的としている家庭では「3万円以上」が34.6%で最も多くなっています。また「将来の可能性・選択肢を広げたい」を目的とする家庭でも、「3万円以上」が30.6%を占めました。
この結果から、進学や専門的なスキルの習得を目的とした習い事ほど、高い費用をかける傾向があることが分かります。将来を見据えた習い事で平均より費用が高くても、一概に「かけすぎ」とはいえません。教育方針に基づいた投資として考えれば、十分に理にかなった選択といえるでしょう。
◎習い事の目的に合わせて無理のない予算を考えよう
習い事の適正な予算は、家庭が何を重視するかによって変わります。
「社会性・コミュニケーション力を育てたい」や「楽しめる時間を増やしたい」という目的であれば、地域のスポーツクラブや公共施設の教室など、比較的費用を抑えられる選択肢もあります。一方で、受験対策や専門的な技術の習得など、将来につながる学びを重視する場合は、ある程度の教育費を見込んで家計を計画することも必要になるでしょう。
「なぜこの習い事を選ぶのか」を家族で共有し、家庭の状況に応じた予算を考えることが重要です。
◆習い事にかけるお金が平均より高すぎたら辞めるべき?後悔しないための判断基準3つ
「平均より費用が高い」という理由だけで習い事を辞める判断をする必要はなく、子どもの様子や習い事を始めた理由・目的を、改めて振り返ることが大切です。
ここでは、実施したアンケートの結果をもとに、後悔しないための習い事選び・継続の判断基準を3つ紹介します。
保護者が子どもに習い事をさせる目的として最も多かったのは「体力・健康づくり」(28%)で、次いで「将来の可能性・選択肢を広げたい」(26%)という結果でした。多くの家庭が、子どもの心身の成長や将来につながる経験を期待して習い事を選んでいることがうかがえます。
「子どもが楽しめる時間をつくりたい」と回答した家庭も21%あり、園や学校、家庭だけでは得られない体験や楽しみを提供する場としての役割も期待されているようです。
入会を決めた理由として最も多かったのは「子どもが体験で楽しそうにしていた」と「通いやすい場所・時間帯だった」で、どちらも26%でした。続いて「先生やスクールの雰囲気が良かった」が23%となっています。
「費用が許容範囲だった」と回答した保護者も12%おり、費用も習い事選びの判断材料の一つであることが分かります。
こうした結果を踏まえると、習い事を長く続けるためには、次の3つの視点から考えることが大切です。
◎1.費用|家計に無理なく習い事を続けられるか
まずは、家計に無理のない範囲で続けられるかを検討してみましょう。一時的な「やりたい」に流されず、「将来の可能性を広げたい」「学力を伸ばしたい」など、習い事の目的と費用のバランスが取れているかを改めて確認することが大切です。
家計への負担が大きくなると、保護者の不安やストレスも増え、習い事を続けることが難しくなる場合があります。収入や支出はライフステージによって変化するため、定期的に家計を見直しながら、無理のない範囲で続けられるかを考えましょう。
◎2.時間|習い事の送迎やスケジュールに負担はないか
習い事は月謝だけでなく、送迎やスケジュールの負担も考える必要があります。送迎時間が長かったり、家族の生活リズムに合わなかったりすると、毎週の負担が少しずつ積み重なります。
特に、きょうだいがいる家庭では、それぞれの送迎や予定の調整も必要です。下の子の生活もイメージしながら、無理なく通えるかを考えておくと安心です。
◎3.子どもの成長|子どもが楽しみながら成長できているか
習い事を選ぶうえでは、子ども自身が楽しみながら取り組めているかどうかも、欠かせないポイントです。費用や通いやすさに問題がなくても、子どもが楽しめず、成長を実感できなければ、習い事を続ける意味は薄れてしまいます。
「習い事の日を楽しみにしている」「できることが増えた」といった変化があるかを、子どもと一緒に振り返ってみましょう。
◆実は「手続きの手間」が盲点?習い事を長く続けるうえで大切なこと
せっかくお金をかけて習い事を始めるなら、できるだけ長く、無理なく続けたいと考える保護者の方も多いでしょう。習い事を選ぶときは、月謝やレッスン内容、通いやすさを重視しがちですが、長く続けるためには「保護者の負担」も見逃せません。特に、欠席や振替の連絡、月謝の支払いなどは、積み重なることで負担になりやすいものです。
◎習い事を辞める理由はモチベーション低下・費用だけではない
アンケートでは、習い事を辞めた理由として「費用の負担が大きくなった」が23%、「子ども自身のモチベーションが下がった」が19%と上位を占めました。
一方で「欠席・振替・支払いなど手続きの面倒さが積み重なった」が16%、「きょうだいとのスケジュール調整が難しくなった」が11%というように、保護者の負担を理由に挙げる家庭も少なくありません。
毎月の月謝を現金で用意したり、電話で欠席や振替の連絡をしたりすることは、家事や仕事で忙しい保護者にとって意外と大きな負担になります。子どもが楽しく通っていても、保護者の負担が積み重なることで、習い事そのものを見直すきっかけになる場合もあるでしょう。
◎保護者が求めているのは「手続きがラクな教室」
アンケートでは「キャッシュレス・口座振替など支払い方法の充実」が23%と最も多く、次いで「きょうだいまとめての手続き対応」が22%、「子どもの成長・進捗の定期的な報告」が18%という結果になりました。
また「欠席・振替連絡のデジタル化・簡便化」を希望する保護者も11%おり、手続きの負担を減らしたいと考える家庭が多いことが分かります。
特に、きょうだいで複数の習い事に通う家庭では、連絡や支払い、スケジュール管理をスムーズに行えるかどうかも、無理なく続けられるポイントになります。教室を選ぶ際に、保護者にとって使いやすい仕組みが整っているかにも目を向けてみるとよいでしょう。
◆まとめ:習い事にかかるお金だけでなく「保護者も無理なく続けられる教室」を選ぼう
習い事を選ぶときは、月謝の安さや平均額だけで判断するのではなく、子どもの成長や家庭の教育方針、家計とのバランスを考えながら選ぶことが大切です。
今回のアンケートでも、習い事にかける費用は、子どもの年齢や家庭の状況、習い事の目的によって大きく異なることが分かりました。大切なのは、周りと比べることではなく、ご家庭に合った形で無理なく続けられる環境を選ぶことです。
また、欠席・振替の連絡や月謝の支払いなどの手続きが負担になると、ストレスが積み重なり、継続が難しくなる場合もあります。教室選びの際には、手間がかからない環境が整っているかも確認してみましょう。
最近では、欠席・振替連絡や月謝のキャッシュレス決済など、保護者の負担軽減につながるシステムを導入する教室もあります。
たとえば、習い事教室向けのICTシステム「スコラプラス(れんらくアプリ)」を導入している教室では、欠席・振替連絡や月謝のキャッシュレス決済を、スマホひとつで行えます。忙しい毎日のなかでも無理なく続けられる環境があれば、心の余裕が生まれ、子どもの「やってみたい」「続けたい」という気持ちを、より長く応援できるでしょう。
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この記事の執筆者
ライター:加野彩乃
保育士・放課後児童支援員。保育園・学童クラブの現場や、習い事教室事務の経験を経て、現在はWebライターとして活動中。これまでの経験や2児の母としての視点を織り交ぜながら、分かりやすい記事を執筆することを心がけています。
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