習い事の支払いにクレジットカード決済を導入するには?月謝集金のメリット・デメリットと手数料
その他のコラム
「月謝の入金確認に時間がかかる」
「未払いの連絡をするのは、少し気が重い」
「クレジットカード決済を導入したいけれど、手数料や選び方が分からない」
このような悩みを抱える習い事教室も多いのではないでしょうか。
私自身、ピアノ教室や保育施設で働くなかで、物品代やイベントの参加費を現金で受け取り、処理してきた経験があります。小銭を数え、金額に間違いがないか何度も確認したり、未払いの方への連絡に気を遣ったりと、現金集金には少なからず負担がありました。
こうした月謝集金の負担軽減に役立つ方法の一つが、クレジットカード決済です。継続課金に対応したシステムなら、毎月の決済や入金確認を効率化できる一方で、決済手数料やカードエラーへの対応など、導入前に確認しておきたい注意点もあります。
この記事では、クレジットカード決済のメリット・デメリットや手数料、導入手順を分かりやすく解説します。教室で集金業務を行った経験と、子育てをする保護者の目線も交えながら紹介しますので、教室に合った集金方法を選ぶ際の参考にしてください。
目次
◆習い事スクールで利用できる月謝の支払い方法一覧|口座振替・クレジットカード決済など5つを比較
習い事スクールで利用できる月謝の支払い方法は、主に次の5つです。
・現金
・口座振替
・銀行振込
・QRコード決済
・クレジットカード
支払い方法によって、スクール側の集金業務や、保護者の利便性は異なります。それぞれの特徴や注意点を詳しく見ていきましょう。
◎現金|システム費用はかからないが集金や管理に手間がかかる
現金集金は決済システムの用意が不要のため、システムの費用や決済手数料がかからない点がメリットです。
一方で、月謝袋の配布や金額の確認、記録、銀行への入金などに手間がかかります。受け渡しの際には、お金の数え間違いや紛失にも注意が必要です。
保護者にも、おつりが出ないように小銭やお札を用意する負担があります。筆者自身も、現金で集金を支払う際、小銭が足りず、買い物をしてお金を崩した経験があります。忙しいなかで毎月ぴったりの金額を準備することを、手間に感じる方もいるでしょう。
また、こどもに月謝袋を持たせる場合は、紛失や教室への渡し忘れを心配する保護者も少なくないでしょう。
◎口座振替|毎月自動で集金できるが登録手続きが必要になる
口座振替は、保護者の銀行口座から毎月決まった日に月謝を引き落とす方法です。一度登録すれば毎月の支払い操作が不要になるため、教室側と保護者側の双方にとって負担を減らしやすくなります。
ただし、利用開始時には口座情報の登録が必要です。紙で申し込む場合は、記入漏れや銀行印の間違いによって手続きが遅れる場合もあります。
また、引き落とし日に残高が不足していると集金できません。再度引き落とせるのか、集金できなかった場合にどのような方法で保護者へ連絡するのかも、あらかじめ決めておく必要があります。
口座振替を導入する際は、教室側が決済代行会社などへ初期費用や手数料を支払います。サービスによって料金や契約内容が異なるため、事前に見積もりを取り、総額をシミュレーションしておくことが大切です。
◎銀行振込|導入しやすいが毎月の入金確認が必要
銀行振込は、スクールの口座へ保護者が月謝を振り込む方法です。新たな決済システムを導入せずに始められるため、少人数のスクールでも取り入れやすいでしょう。
一方、スクール側は振込名義と会員情報を照らし合わせ、支払い済みとして処理する「消込」が必要です。保護者と振込名義が異なる場合や、きょうだいの月謝をまとめて支払う場合は、誰からの入金なのか確認するのに時間がかかる可能性もあります。
保護者側にも、毎月振り込む手間や、振込手数料が生じる場合がある点に注意が必要です。
◎QRコード決済|スマホで支払いやすいが自動集金への対応を確認する
QRコード決済は、保護者がスマ-トフォン向けのキャッシュレス決済サービスで、QRコードを読み取るなどして支払う方法です。現金や小銭を準備する必要がなく、体験レッスン料やイベント参加費など、単発の支払いにも利用しやすいでしょう。サービスによっては、支払った金額に応じてポイントが付くため、保護者がお得に感じやすい点もメリットです。
ただし、月謝の自動継続課金に対応しているかは、サービスによって異なります。毎月支払い操作が必要な場合は、支払い忘れが起こる可能性もあります。
スクール側は、決済履歴だけで誰が支払ったのかを確認できるかも見ておきましょう。会員情報と決済情報が連動していない場合は、銀行振込と同じように消込の作業が必要です。導入前に、毎月の入金をどのように管理するのか確認しておくことが大切です。
◎クレジットカード決済|自動継続課金に対応し保護者も支払いやすい
クレジットカード決済は、カード情報を一度登録すると、毎月の月謝を自動で支払える方法です。継続課金に対応したサービスなら、教室側は請求や入金確認を効率化できます。
保護者は、現金の用意や毎月の入金手続きが不要のため、利便性が高いことも特徴です。オンライン登録に対応したサービスなら、スマホやパソコンから都合のよい時間にカード情報を登録できます。
QRコード決済と同様に、利用するカードによっては、月謝の支払額に応じてポイントが付く点もメリットです。
JCBが全国の20〜60代3,500人を対象に行った調査では、キャッシュレス決済の利用率は94%でした。なかでも、クレジットカードの保有率は85%、利用率は81%と、キャッシュレス決済のなかで最も高い割合です。日常生活に広く普及しているため、習い事の支払いにも取り入れやすい方法といえるでしょう。
【参照】株式会社ジェーシービー「【キャッシュレスに関する総合調査】 2025年度版 調査結果レポート」
ただし、スクール側には決済手数料がかかることと、カードの有効期限切れや利用限度額の超過などによって、決済エラーが発生する可能性もあるため注意が必要です。
◆習い事の支払いにクレジットカード決済を導入する3つのメリット
クレジットカード決済は、教室側の集金業務と保護者の支払い負担をどちらも減らしやすい方法です。ここからは、主なメリットを教室側と保護者側の両方の視点から紹介します。
◎1.月謝の未収・回収漏れを減らせる
現金や銀行振込では、保護者が毎月支払いの準備や手続きを行うため、支払い忘れや回収漏れが起こる場合があります。また、未収が続くと、スクール側は入金確認や保護者への連絡が必要になるため、伝え方にも気を遣います。
クレジットカードの継続課金なら、最初にカード情報を登録すると、毎月決まった日に自動で決済が可能です。有効期限切れや利用限度額の超過などで決済できない場合もあるため、「未収を減らしやすい仕組み」と考えると良いでしょう。
◎2.自動継続課金で毎月の請求・集金業務を効率化できる
自動継続課金では、1か月ごと・1年ごとなど、決められた間隔で料金を自動決済するため、月謝袋の作成やおつりの準備、銀行振込の照合といった作業を減らせます。
会員情報と決済情報が連動できるシステムを利用する場合は、誰が支払い済みかを一覧で確認可能です。一方、決済だけを行うサービスでは、別の名簿や会計ソフトへの転記が必要になります。業務効率化をより進めたい場合は、請求から入金確認まで管理できるかを確認しましょう。
◎3.生徒に現金を持たせるリスクを減らし保護者の利便性を高められる
クレジットカード決済を導入すると、生徒が月謝袋を持ち運ぶ必要がなくなります。特に、こどもの場合は移動中の紛失や、スクールへ渡し忘れるリスクを減らせるため、保護者にとっても安心です。
オンラインでのクレジットカード登録に対応したサービスであれば、保護者は自宅でもスマホやパソコンで支払い設定を行えます。カードの利用条件によっては、ポイントも貯められるため、お得に感じる方もいるでしょう。
◆習い事教室でクレジットカード支払いを導入するデメリット・注意点3つ
ここでは、習い事教室がクレジットカード決済を導入するときに気をつけたいポイントを紹介します。
◎1.手数料や月額利用料などのコストがかかる
クレジットカード決済を導入すると、決済金額に応じた手数料がかかります。手数料率は決済代行会社やカードブランド、業種・事業規模などによって異なりますが、3%~5%程度に設定されているケースが一般的です。
例えば、月謝1万円の会員50人がクレジットカードで支払う場合、決済手数料を3.5%と仮定すると、費用は次のとおりです。
【料金シミュレーション】
月間の決済金額:1万円×50人=50万円
1か月の決済手数料:50万円×3.5%=1万7,500円
1年間の決済手数料:1万7,500円×12か月=21万円
会員数や決済金額が増えるほど、わずかな料率の違いでも年間の費用に差が生じます。
決済手数料のほかに、以下の費用が発生するケースもあります。
初期費用
月額固定費
トランザクション費用(通信・処理料)
振込手数料
取り消し処理手数料
サービス比較の段階では、決済手数料以外の料金も含めた、年間の総額を試算しましょう。
◎2.売上の入金までに時間がかかる
クレジットカードで支払われた月謝は、決済サービスの締め日や入金サイクルに応じて、売上金がまとめて振り込まれるのが一般的です。
入金日が家賃や給与などの支払日より遅いと、教室の資金繰りに影響する場合があります。
導入前に、次の項目を確認しておきましょう。
・売上の締め日
・入金日と入金回数
・土日祝日の扱い
・振込手数料の有無
・早期入金を利用する場合の条件や費用
スクールの支払い予定と照らし合わせ、無理なく運用できる入金サイクルのサービスを選ぶことが大切です。
◎3.カードを利用できない保護者や決済エラーへの対応が必要になる
保護者のなかには、クレジットカードを持っていない方や、オンラインでのカード登録を希望しない方もいるでしょう。必要に応じて、口座振替や銀行振込など、ほかの支払い方法を併用できるようにしておくと安心です。
また、クレジットカード決済では、次のような理由で決済エラーが起こる場合があります。
カードの有効期限が切れている
利用限度額を超えている
カードの再発行によって情報が変わっている
カード会社が決済を承認しなかった
決済エラーが起きたときの連絡方法や、再決済の手順をあらかじめ決めておきましょう。
エラー通知や自動再決済の「リトライ機能」、カード情報の更新を案内する機能があると、生徒・保護者への個別対応を減らせます。
◆習い事教室でクレジットカード支払いを導入する手順とサービスの選び方
クレジットカード決済を始めるには、決済サービスへの申し込みや加盟店審査、初期設定が必要です。導入までの流れと、サービスを比較するポイントを確認しておきましょう。
◎決済代行会社の選定から加盟店審査・運用開始までの流れ
決済代行会社とは、教室と複数のカード会社の間に入り、契約や決済処理をまとめて行う会社です。
一般的には、次の流れで導入します。
1.現在の集金方法や月謝の金額、会員数、必要な機能を整理する
2.複数の決済サービスを比較し、見積もりを依頼する
3.サービスに申し込み、必要書類を提出して加盟店審査を受ける
4.契約後に初期設定やテスト決済を行う
5.会員や保護者へ案内し、クレジットカードを登録してもらう
提出書類や審査にかかる期間は、サービスやスクールの業種によって異なります。導入希望日から逆算し、余裕を持って準備を進めましょう。
◎手数料・入金サイクル・継続課金機能・セキュリティを比較する
決済サービスを選ぶときは決済手数料だけでなく、導入後にかかる費用や、毎月の運用に必要な作業も含めて比較しましょう。
主な確認項目は次のとおりです。
・初期費用・月額利用料・決済手数料・振込手数料
・売上の締め日・入金日・入金回数
・月謝の自動決済や金額変更への対応
・休会・退会時の請求停止方法
・決済エラーの通知・自動再決済・督促機能
・会員情報と入金状況・支払い履歴の連携
・カード情報の管理方法や不正利用対策
・導入時・運用開始後のサポート体制
月謝は毎月発生するため、金額変更や休会、カード決済エラーへの対応も欠かせません。実際の業務を想定し、無理なく運用できるサービスを選びましょう。
◎決済手数料2.48%から!スクール運営を効率化する「スコラプラス」
習い事スクール向けクラウドサービス「スコラプラス」は、会員管理から月謝などの会費管理までを一元化できるシステムです。
▶スコラプラスの主な機能
・会員名簿
・予約・欠席・振替管理
・進級機能
・お知らせ配信
・体験申し込み・短期スクール受付
さらに、オプション機能の「WEB入会/会費管理」「月謝管理・キャッシュレス決済」と組み合わせることで、次のような業務をオンラインで管理できます。
・月謝や会費の自動集金(クレジットカード*1 、口座振替*2 )
・オンライン入会と入会金などの初回費用の決済
・体験・短期講座・イベント費の決済
・ユニフォームなどの用品購入に伴う都度決済
・入金状況・支払い履歴の確認
*1 対象のクレジットカードブランドと決済手数料は、次の通りです。
Visa・Mastercard:2.48%
JCB・American Express・Diners Club:2.73%
※進学塾(小・中・高・大学・大学院の補習や受験対策を目的とした塾・予備校)については、審査結果によって、Visa・Mastercardの決済手数料が1.80%となる場合がございます。
*2 口座振替を利用の場合は、以下の料金(税抜)が別途必要です。
・月額:3,000円
・決済手数料:70円/件
・登録料400円(口座登録成功時のみ)
※WEB入会会費管理機能(キャッシュレス決済)は別途、決済代行業者との契約が必要となります。詳しくはお問合せください。
スコラプラスのクレジットカード決済手数料は、一般的なオンライン決済の水準である3~5%と比べても低く、毎月の決済コストを抑えやすい点が魅力です。
会員管理や予約・振替管理、お知らせ配信などの事務作業と、会費管理をまとめて効率化できるため、費用と業務負担の両面で高いコストパフォーマンスが期待できます。
▶詳しくはこちら
スクール管理システムならスコラプラス
◆まとめ|習い事の支払いにクレジットカード決済を導入して月謝集金を効率化しよう
クレジットカード決済を導入すると、毎月の請求や入金確認にかかる負担を軽減できます。一方で、決済手数料や入金時期、カード決済エラーへの対応方法は、サービスごとに異なります。導入前に教室の運用や保護者のニーズを整理し、費用・機能・サポート体制を比較しましょう。
「スコラプラス」では、会員情報と月謝、入会金、イベント費などの決済状況を一つのシステムで管理できます。集金や入金確認にかかる事務作業を見直したい教室は、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
▶こちらもおすすめ
【2026年版】習い事教室の助成金・補助金まとめ|集客につながる支援制度も紹介
【徹底比較】習い事向け月謝の集金アプリおすすめ6選!未払いを防ぐ管理システムの選び方
スコラプラスでは、無料オンライン相談・デモ紹介を実施しております。専門スキルを持ったスタッフが対応いたしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
ライター:加野彩乃
保育士・放課後児童支援員。保育園・学童クラブの現場や、習い事教室事務の経験を経て、現在はWebライターとして活動中。これまでの経験や2児の母としての視点を織り交ぜながら、分かりやすい記事を執筆することを心がけています。
スクールの運営改善に
役立つ資料を無料配布中!
- 業務効率化のヒントや他社の成功事例をご紹介!
- 保護者対応や集金対応などの具体策も掲載!
- スコラプラスの機能をまるごと紹介!