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指導要録・保育要録の書き方と必須テンプレート|多忙な先生を救う「効率化の文例集」

指導要録・保育要録の書き方と必須テンプレート|多忙な先生を救う「効率化の文例集」

3月が近づくと、多くの先生方の頭を悩ませるのが「指導要録」や「保育要録」の作成ではないでしょうか。
日々の保育に加え、卒園式や進級の準備、行事対応に追われる中で、一人ひとりの子どもの成長を振り返り、適切な言葉で文章化するのは並大抵のことではありません。「伝えたいことはあるのに、適切な言葉が出てこない」「毎年同じような表現になってしまう」と悩む先生も多いはずです。

この記事では、書類作成の負担を少しでも減らし、かつ小学校へ子どもの姿を正しく引き継ぐための「書き方のポイント」と「すぐに使える文例集(テンプレート)」をご紹介します。効率化のヒントを活用して、子どもたちと向き合う時間を確保しましょう。

目次

そもそも「指導要録・保育要録」とは?基本をおさらい

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書き始める前に、書類の目的を再確認しておきましょう。これらは単なる「成績表」ではありません。

・指導要録(幼稚園)
幼児の指導の過程と結果を要約し、小学校等への送付用として作成する公的な記録。

・保育要録(保育園等)
保育所児童保育要録のこと。子どもの育ちを振り返り、小学校以降の教育支援につなげるための記録。

共通している最重要ポイントは、「小学校へのスムーズな接続(引継ぎ)」です。
小学校の担任の先生が読んだときに、「この子はどんな支援が必要か」「どんな強みがあるか」が具体的にイメージできる内容であることが求められます。

伝わる要録に!書き方の3つの鉄則

読みやすく、かつ専門性の高い文章にするためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

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1. 「5領域」を意識してバランスよく

「元気です」「仲良く遊べます」といった抽象的な表現だけでなく、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域の視点を交えましょう。

・悪い例
毎日元気に遊んでいました。

・良い例
外遊びを好み、鬼ごっこなどのルールのある遊びを通して、友だちと身体を動かす心地よさを味わっていました。(健康・人間関係)

2. 「結果」だけでなく「プロセス(過程)」を書く

「できました」という結果だけでなく、「どのように取り組んだか」「どのような葛藤があったか」というプロセスこそが、その子の成長の証です。

ポイント
「~できるようになった」だけでなく、「~しようと試行錯誤していた」「~という気持ちが芽生えた」という表現を使うと、子どもの内面が見えやすくなります。

3. ネガティブな表現は「支援の視点」でポジティブに変換

短所や課題をそのまま書くと、マイナスイメージだけで伝わってしまうリスクがあります。「これからの課題」として前向きに言い換えるか、「どのような支援があればできるか」を書き添えましょう。

【そのまま使える】シーン別・効率化文例集(テンプレート)

ここからは、実際の現場でよく使われる文例を、5領域や性格タイプ別にご紹介します。これらをベースに、その子の具体的なエピソードを付け加えてアレンジしてください。

生活習慣・健康(基本的生活習慣)

食事
・苦手な食材にも自分から挑戦し、完食できた時の喜びを自信につなげています。
・食事のマナーに関心を持ち、正しい姿勢や箸の持ち方を意識しながら食事を進めることができるようになりました。

着脱・身辺自立
・ボタンの留め外しや衣服の整理整頓など、身の回りのことを丁寧に行おうとする姿が見られます。
・活動の切り替え時に、自ら時計を見て次の行動へ移れるようになりました。

人間関係・遊び(社会性)

リーダーシップがある子
・集団遊びの中で積極的にアイデアを提案し、友だちの意見を取り入れながら遊びを広げていく力があります。
・困っている友だちに自然に声をかけ、手助けをする優しさが見られます。

控えめ・おとなしい子
・友だちとじっくり関わる中で安心感を持ち、自分の思いを少しずつ言葉で表現できるようになりました。
・周囲の状況をよく観察しており、集団のルールを守って落ち着いて行動できます。

言葉・表現(コミュニケーション・感性)

言葉
・経験したことや考えたことを、相手に伝わるように順序立てて話そうとする姿勢が育っています。
・絵本の読み聞かせを好み、物語の世界に入り込んで登場人物の気持ちを想像することを楽しんでいます。

表現(製作・音楽)
・廃材などの素材の性質に興味を持ち、工夫して組み合わせながらイメージを形にすることに没頭していました。
・音楽に合わせて身体を動かすことを好み、リズムに乗ってのびのびと表現する姿が見られます。

ネガティブ表現の「言い換え」テクニック一覧

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保護者や小学校の先生に誤解を与えないための、魔法の言い換えリストです。

ネガティブ表現 言い換え(ポジティブ/支援視点)
落ち着きがない 好奇心旺盛で、様々なことに興味・関心を持っています。/活動の切り替え時に声掛けを行うことで、スムーズに行動できます。
わがまま・自己中心的 自分の意志をしっかり持っています。/相手の気持ちに気づけるよう仲立ちすることで、譲り合う姿も見られるようになりました。
集団行動が苦手 自分のペースを大切にしています。/個別の声掛けや見通しを持たせることで、安心して集団活動に参加できています。
手が出る・乱暴 思いが強いあまり、言葉より先に行動が出ることがあります。/代弁して気持ちを受け止めることで、言葉で伝えようとする姿勢が育ってきています。

指導要録・保育要録作成を劇的に「効率化」する方法

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文例を使っても、数十人分の記録を手書きやWord/Excelで一から作成するのは膨大な時間がかかります。年度末の残業を減らすためには、「情報の蓄積」と「ツールの活用」が鍵となります。

日頃のメモを「要録用」に残しておく

3月になってから「あの子、4月に何してたっけ?」と思い出すのは不可能です。日誌や個人記録を書く際に、月1回でも良いので「要録に使えそうなエピソード」をマークしておくか、別ファイルに箇条書きしておくだけで、作成時間は半分以下になります。

ICTシステムで「記録」と「作成」を連動させる

近年では、多くの園でICT化が進んでいます。もし、手書きやバラバラのファイルで管理しているのであれば、「ICTシステム」の導入も検討の余地があります。

例えば、弊社の「園支援システム+バスキャッチ」は、単なるバス運行管理だけでなく、園務支援機能が非常に充実しています。

・日々の記録がそのままデータに
日々の保育日誌や個人の記録をシステム上で入力しておけば、年度末にそれを見返しながらスムーズに要録を作成できます。

・指導要録・保育要録作成機能
システム内に指導要録のフォーマット(文部科学省・厚生労働省の様式に対応)が用意されており、過去のデータや基本情報を自動で引用できるため、転記ミスも防げます。

・テンプレート管理
園独自の文例集をシステムに登録し、先生間で共有することも可能です。

※指導要録の作成支援だけでなく、保護者への一斉連絡や欠席連絡のデジタル化など、先生の時間を生み出す機能が豊富です。その他の機能はこちらから

「システム導入はハードルが高い」と感じるかもしれませんが、結果的に削減できる残業時間や精神的負担を考えると、非常に有効な選択肢の一つと言えます。

まとめ

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指導要録・保育要録は、子どもたちの育ちを未来へつなぐ大切なバトンです。しかし、それを作成するために先生が疲弊してしまっては本末転倒です。

5領域とプロセスを意識して書く。
・ネガティブな要素は「支援の視点」で言い換える。
テンプレートICTツールを賢く使って時間を短縮する。

これらの工夫を取り入れ、無理なく質の高い記録を作成してください。先生の余裕は、必ず子どもたちの笑顔につながります。

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