「こども誰でも通園制度」とは?
「こども誰でも通園制度」は、働いているかどうかにかかわらず、未就園児を時間単位で預けられる、子育て世帯を応援する新しい制度です。2026/05/08現在
これまで、園を利用するには「保護者が働いていること」などの条件(就労要件)を満たす必要がありました。そのため、「専業主婦(主夫)だから預けられない」「育児休暇中だから利用できない」と諦めていた方もいらっしゃるかもしれません。
この新制度は、制約を取り払い、すべてのお子さんが成長できる機会を提供します。また、保護者の方の育児負担を軽減できる環境を作ることを目的としています。お子さんの社会性を育んだり、保護者の方が自分の時間を持ったりと、子育てがもっと楽しく、豊かになるための大きな一歩となるでしょう。
制度の概要
「こども誰でも通園制度」は、未就園のお子さんを持つご家庭をサポートするために作られた新しい制度です。ここでは、どのようなお子さんが対象になるのか、そしていつから利用できるようになるのかを詳しく見ていきましょう。
対象となるお子さんは?
この制度の対象となるのは、0歳6ヶ月から満3歳未満のお子さんで、現在、幼稚園や保育所、認定こども園などに通っていない「未就園児」が対象です。具体的には、3歳の誕生日の前々日まで利用することができます。「まだ小さいけれど、少しだけ集団生活を経験させてあげたい」「同年代の子どもたちと遊ぶ機会を作ってあげたい」と考えている保護者の方にとって、ぴったりの制度と言えるでしょう。
いつから利用できるの?
「こども誰でも通園制度」は、2026年度(令和8年度)から全国で本格的に実施されています。
2024年度(令和6年度)までは一部地域で試行事業が行われ、2025年度(令和7年度)は、制度化に向けた準備や実施自治体の増加期間とされていました。 そのため、すでにお住まいの地域によっては、本格実施に先駆けて利用できる場合もあります。最新の情報は自治体のホームページなどで確認してみることをおすすめします。
利用のメリット
「こども誰でも通園制度」は、お子さんの成長を促すだけでなく、保護者の方の育児負担を軽減し、心にゆとりをもたらしてくれる、まさに子育て家庭の味方となる制度です。具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
お子さんにとってのメリット
この制度を利用することで、お子さんは家庭では得られない貴重な経験をすることができます。
・社会性や協調性が育まれる
先生やお友達との関わりを通じて、遊び方やコミュニケーションの取り方を学び、集団生活のルールを自然と身につけることができます。
・新しい刺激と学びの機会
家庭とは異なる環境で、様々な遊具や教材に触れ、歌や手遊び、製作活動などを体験することで、好奇心や創造性が育まれます。
・情緒の安定につながる
保護者以外の大人の温かな関わりに触れることで、外の世界に対する安心感が育ち、情緒が安定しやすくなります。
保護者の方にとってのメリット
日々頑張っている保護者の方にとっても、大きな支えとなります。
・心身のリフレッシュ
お子さんを預けている間は、ゆっくり休んだり、趣味に時間を使ったり、美容院に行ったりと、心と体をリフレッシュする時間を確保できます。
・孤立感の解消
子育てから一時的に離れることで、気分転換になり、育児のストレスや孤立感を和らげることができます。
・子育ての相談機会
園の先生たちと日常的に接することで、お子さんの発達や育児に関するちょっとした疑問や悩みを相談できる機会が生まれます。
・「親」以外の自分を取り戻す時間
短時間でも自分のための時間を持つことで、親としての役割だけでなく、一人の人間としての自分を取り戻し、精神的なゆとりにつながります。
利用の仕組みと利用までの流れ
具体的にどれくらいの時間預けられるのか、利用するにはどうすれば良いのか、その仕組みについて詳しく見ていきましょう。
月にどれくらい預けられるの?
この制度では、原則として月に10時間程度を目安に、お子さんを預けることができます。時間単位での利用が基本となるため、「週に1回、2時間だけ」といった使い方のようにライフスタイルに合せて調整できるのが特徴です。
利用登録から利用までの流れ
1,利用登録:まずはお住まいの市区町村へ利用登録を行います。
2,施設選定・調整:利用したい施設と具体的な日時を調整します。
3,面談・説明会:事前の面談を経て、お子さんの状況を伝えます。
4,利用開始:予約した日時に施設を利用します。
※具体的な手続きや必要書類は自治体によって異なるため、窓口やウェブサイトで詳細を確認してください。
どんな施設で利用できるの?
幼稚園、保育所、認定こども園、地域子育て支援拠点など、多様な施設が実施主体となります。本格実施に伴い、利用できる場所は順次拡大しています。
気になるQ&A:料金は?一時預かりと何が違う?
利用を検討されている保護者の皆さんが特に気になるのは、「料金はどれくらいか?」「一時預かりとどう違うのか?」といった点ではないでしょうか。
利用料金はどれくらい?
「こども誰でも通園制度」の利用料金は、国が1時間あたり300円程度を標準として示しています。しかし、最終的な料金設定は、各自治体や利用する施設によって異なります。所得に応じて負担額が変わったり、無償になったりする可能性もありますので、詳細はお住まいの市区町村の情報を確認することが大切です。
「一時預かり」とはどう違うの?
「こども誰でも通園制度」は、親の就労を問わず、お子さんがお友達との遊びや集団生活を通じて成長できるよう応援する制度です。一方、「一時預かり」は、保護者の急な用事やリフレッシュ、不定期なお仕事など、その時々の事情に合わせて柔軟に預けられる仕組みです。「お子さんの健やかな育ち」と「おうちの方のゆとり」、どちらも大切にするための、それぞれ役割が異なる心強いサポートです。
デメリットは?
集団生活による感染症リスクや、利用前の申請手続き、事前面談といった手間も無視できません。「使いたい時にすぐ使えない」を理解した上での準備が必要です。
まとめ
「こども誰でも通園制度」は、まだ本格実施されて間もない向けて新しい制度です。そのため、具体的な内容や利用条件、料金などは、今後変更される可能性があります。最も確実なのは、お住まいの市区町村のウェブサイトや窓口で確認することです。地域の状況に合わせて制度が運用されるため、ぜひ積極的に情報を収集してくださいね。
【参考資料】
こども家庭庁「こども誰でも通園制度」について~基礎資料~(令和7年7月8日改定)
こども家庭庁こども誰でも通園制度の実施に関する手引(令和8年3月改訂版)
こども家庭庁 令和8年度 こども誰でも通園制度に関する Q&A 【第1版】(令和8年4月1日)
が
まるわかり!
- 機能紹介
- 叶えられること
- 活用シーン
- サポート体制