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コラム

保育ICTとは?導入メリットや補助金・失敗しないシステム選びを解説

保育ICTとは?導入メリットや補助金・失敗しないシステム選びを解説

保育の現場では、紙での書類管理や電話対応などが今も多く、保育士の負担になっています。ICTシステムを使って仕事をデジタル化すると業務効率が上がり、保育士の負担軽減や保育の質向上につながると注目されています。

この記事では、保育ICTを活用するメリット、導入時の課題と費用、システムを選ぶときの考え方を紹介します。ぜひ最後までお読みください。

目次

◆保育ICTの基礎知識と導入効果

まずは、保育におけるICT活用の基礎知識と、導入した場合の効果を紹介します。

まずは、保育におけるICT活用の基礎知識と、導入した場合の効果を紹介します。

◎保育ICTの定義

保育ICTとは、パソコンやタブレット、スマートフォンを使い、保育に関わる業務をデジタルで管理することです。これまで電話や紙で行っていた作業をデジタル化することで、仕事の手間を減らし、事務作業にかかる時間を短くできます。

表計算ソフトを使っている園も多いですが、別の資料を見ながら入力する必要があり、転記ミスや計算ミスが起こることもあります。ICTを活用すれば、一度入力したデータが他の機能にも自動で反映されるため、入力の手間やミスを減らせます。

デジタル機器を使うことだけではなく、業務の効率化ができているかという点がポイントです。

◎こども家庭庁が保育ICTを推進する理由

保育施設でのICT化の導入を推進する背景には、保育士の人材不足と業務負担の重さがあります。

2024年度に三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が行った調査によると、常勤保育士等が不足していると回答した都道府県で、人材不足の要因として「業務負担が重く、働き方が厳しい」と回答した割合は72.5%です。非常勤職員についても、同じように回答した割合が76.9%に及んでおり、人材不足と業務負担が密接に関わっていることが分かります。

参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「保育人材確保にむけた効果的な取組手法等に関する調査研究 報告書

業務の負担を軽くして人材確保や定着にもつなげるために、ICTの活用は不可欠です。

◎保育ICT導入で得られる3つのメリット

ICTを導入するメリットは、主に3つ挙げられます。

事務業務の効率化

ICTシステムは一度入力した情報が自動で反映されるため、入力ミスや転記ミスなどの可能性を減らせます。例えば、登降園の時間をデジタルで管理すると、保育料や延長保育料を自動で計算・請求ができるシステムもあります。

作業が効率化できるため、事務業務の時間短縮につなげられることがメリットです。

保育の質向上

事務作業の時間が減ると、こども達に直接関わる業務に時間をかけられます。保育内容を考えたり、活動の準備を進めたりできるため、保育の質向上が期待できます。

保護者の利便性・満足度の向上

アプリから欠席・遅刻・早退連絡ができると、保護者は曜日や時間を意識せず、空いた時間に連絡できるため、利便性が向上します。また、おたよりやお知らせをデジタルで配信すると、確実に保護者に情報が届くため、見落としや伝え漏れのリスクが減少することもメリットです。

◎保育ICT導入による業務時間削減の目安

厚生労働省の「令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業 ロボット・AI・ICT 等を活用した保育士の業務負担軽減・ 業務の再構築に関する調査研究」では、ICTシステムなどを導入して「業務時間が減少した」と回答した人の32.5%が、1日あたり「15~20分未満」削減したと答えています。「20~25分未満」は30.0%、「25~30分未満」は17.5%が回答しており、1日あたり15~30分未満の業務時間削減を実感した人は80.0%に達します。

特に効果が大きかったのは文書作成で74.1%、次に保護者対応で11.1%です。

ツールの操作に慣れればさらなる効率化が期待できる一方、ICTが苦手な職員が多いクラスでは一時的に業務時間が長くなる事例もありました。職員間の教え合いや習熟度に応じたフォローが成功の鍵といえます。

◆保育ICTシステムの機能10選と活用事例

保育ICTシステムには、現場の負担を軽くするための様々な機能があります。ここでは、代表的な10の機能を紹介します。

保育ICTシステムには、現場の負担を軽くするための様々な機能があります。ここでは、代表的な10の機能を紹介します。

1. 欠席・遅刻・早退連絡

保護者からの欠席・遅刻・早退連絡をアプリなどを使って受け取ります。保護者が理由を選んで送信すると、園側は一覧画面でまとめて確認できます。電話対応のために保育を中断する必要がなくなり、朝の受け入れに集中できる点が大きなメリットです。また、聞き間違いやメモの紛失などのミスを防ぐことにもつながります。

ICTシステムの効果を実感しやすい機能でもあり、感染症の流行期には職員2名が電話対応につきっきりだったところ、システム導入後は欠席連絡の電話がほとんど鳴らなくなった事例もあります。保護者にとっても、時間や曜日を気にせず連絡ができる点がメリットです。

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学校法人片柳学園 片柳幼稚園

2. 登降園管理

園児が登園・降園した時間を記録する機能です。保育室の入口などにあるタブレットに、ICカードやQRコードをかざしたり、画面をタップしたりすることで時間が記録されます。紙の出席簿で起こりがちな記入漏れや書き間違いを防ぎ、延長保育料などの計算をするうえでも役立ちます。

3. 預かり・延長保育管理

預かり・延長保育の予約管理や、利用時間・料金を自動で計算する機能です。登降園管理や保育料計算と連動すると、自治体へ提出する利用実績もシステムのデータから作成できるため、月末の事務作業が大きく減ります。

予約やキャンセルの受付をアプリを通して行ってもらうことで「請求業務でのトラブルや不信感につながりにくくなった」と実感がある施設もあります。

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学校法人高陽学園 認定こども園ミナクル幼稚園

4. お知らせ・個別連絡・おたより配信

園からのお知らせやおたよりをアプリなどで配信する機能です。印刷や配布の手間がなくなり、保護者はスマートフォンでいつでも確認できます。既読の確認ができるシステムであれば、連絡を見ていない家庭への個別対応も可能です。

年間の配布物が3,000通あった施設では、アプリでの配信が当たり前になり、効率化につながりました。

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泉山幼稚園

5. アンケート

行事の参加確認や面談の日程希望などのアンケートを、アプリ上で行います。結果は自動で集計されて一覧やグラフで確認できるため、作業が大幅に減少することがメリットです。

保護者も空いた時間に回答できるため、回答率の向上が期待できます。

6. 午睡チェック

お昼寝中のこどもの呼吸や寝相を記録できる機能です。タブレットで状態を選ぶだけで、必要なチェック記録が簡単に作成できます。一定時間ごとに通知が届くタイプもあり、確認し忘れを防げる点も安心です。

7. 保育計画・要録・日誌作成

保育計画や日誌、児童票などの書類を、システム上で作成します。紙の場合は書き間違えると訂正印が必要になったり、書き直したりする手間がありますが、デジタルならその心配はありません。また、必要な書類をすぐに検索できるため、職員同士で記録を振り返りやすい点も大きなメリットです。

入力時に例文が出てくるシステムもあり、経験が浅い職員にとっても作成のハードルが下がるという声もあります。

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学校法人奈良学園 奈良文化幼稚園

8. 職員の出退勤管理・シフト管理

職員の出勤・退勤時間を記録し、勤務時間を管理する機能です。シフト管理も対応していれば、人員配置の確認もしやすくなります。

9. 保育料計算・口座振替

登降園の記録や利用区分、契約内容をもとに、保育料や延長料金を自動で計算します。園や自治体ごとのルールに対応できるシステムも多いため、複雑な計算でも安心です。

「3日かかっていた保育料の計算が半日程度になった」という声もあり、ICTによる効率化を実感しやすい機能の一つです。また、口座振替機能やキャッシュレス決済と連携しているシステムの場合は、請求業務も簡素化できます。

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学校法人九里学園 九里幼稚園

10. バス位置情報配信・バス名簿作成

通園バスを運行する園では、バスの現在地を配信する機能があると保護者の安心や満足度につながります。職員側も運行状況を把握できるため、安全管理の強化につながります。保護者からの欠席・遅刻・早退連絡が自動でバス名簿に反映されるため、転記ミスや伝達ミスが減らせることも大きなメリットです。

◆保育ICT導入時の課題対策と補助金活用

この章では、導入時によくある課題と対策、費用について紹介します。

この章では、導入時によくある課題と対策、費用について紹介します。

◎ICT導入時によくある3つの課題と対策

職員のITスキルへの不安

ICTに苦手意識を持つ職員がいる場合、最初から多くの機能を使おうとすると負担になります。まずは操作が簡単な機能から使い始め、少しずつ慣れていく方法がおすすめです。直感的に操作できるシステムを選ぶと、覚える時間も短く済みます。

ネットワーク環境の整備

ICTを活用するには、園内で安定してインターネットが使える環境が必要です。タブレットをどこでも使えるよう、Wi-Fiが届きにくい場所を作らない工夫が重要になります。事前に通信環境を確認しておくと導入後のトラブルを防げます。

セキュリティへの不安

保育施設では多くの園児や保護者の個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策は欠かせません。信頼できるクラウドサービスを利用しているか、データ管理の体制が整っているかを確認しましょう。あわせて、職員一人ひとりが情報の取り扱いに注意する意識を持つことも大切です。

◎保育ICTシステムの費用相場

保育ICTシステムの費用は、初期費用と毎月の利用料に分かれていることが多いです。

【費用の目安】
・初期費用:無料から10万円程度(端末代は別途必要なケースが多い)
・月額利用料:5,000円から3万円程度

使う機能や園児・職員数で金額が変わることが多いため、問い合わせて見積もりを出してもらうのがおすすめです。

◎保育ICT化を進めるための補助金活用

保育施設のICT化を進めるために、国も補助金を出して後押ししています。

■保育所等におけるICT化推進等事業
保育所・認定こども園でICTシステムを導入する場合、条件を満たせば1施設あたり最大130万円以内の補助を受けられる場合があります。システム利用料だけでなく、タブレットなどの端末購入費などが含まれます。

■保育環境改善等事業(安全対策事業)
保育所などで次の機器や設備などを購入する場合に、補助を受けられることがあります。

補助の対象 具体的な商品 補助の上限額
乳幼児の突然死(SIDS)や窒息事故を防ぐための機器 午睡センサーなど 50万円以内
ICTを活用したこどもの見守りに必要な機器/性被害防止対策のための設備・備品 AI見守りカメラなど 20万円以内

参照:こども家庭庁「令和7年度保育関係予算概算要求の概要

■幼児教育の質の向上のためのICT化支援
上記2つの補助金は保育所・認定こども園向けですが、こちらは幼稚園や幼稚園型認定こども園、幼保連携型認定こども園向けの補助金です。施設の規模によって、1施設あたり最大150万円の補助が受けられる場合があります。

▼ICT化補助金・支援の詳細はこちら

ICT化補助金について

補助金事業の実施の有無や条件などは地域や時期によって異なりますので、事前に自治体に確認しましょう。

◆失敗しない保育ICTシステム比較の基準

ここからは、園に合ったシステムを選ぶためのポイントを紹介します。

ここからは、園に合ったシステムを選ぶためのポイントを紹介します。

システム導入の目的を明確にする

ICTの導入効果を出すために、解決したい課題を明確にすることが大切です。残業削減や連絡ミス防止など目的によって必要な機能は変わります。今の業務を書き出して整理し、必要最小限の機能から始めてみることがおすすめです。

誰でも使える操作性

保育現場には年齢やIT経験がさまざまな職員がいるため、誰でも直感的に使える分かりやすさが大切です。操作が難しいと使われなくなり、手書きに戻ることもあります。導入前にデモや無料体験を行い、多くの人が見やすく使えるシステムかを確認しましょう。

サポート体制とセキュリティ

園児や保護者の個人情報を守るため、ICT導入ではセキュリティ対策の確認が欠かせません。通信の暗号化やデータ管理体制をチェックしましょう。

また、トラブル時にすぐ相談できるサポート窓口があるかも大切です。制度変更に合わせて更新され、長く安心して使える会社かどうかが、園の安定した運営につながります。

◆園支援システム+バスキャッチを選択肢のひとつに

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VISH株式会社では、保育施設向けのICTシステム「園支援システム+バスキャッチ」を提供しています。

◎保護者と園をつなぐ連絡ツール

園支援システム+バスキャッチは、アプリで欠席・遅刻・早退連絡ができるため、朝の電話対応がなくなり、朝の受け入れに集中できます。アプリを通じてお知らせやおたよりの配信もでき、印刷・配布にかかるコストを削減できることもメリットです。

システム内でデータを連携できるので、事務業務を効率化できます。

▼機能紹介はこちら

機能紹介

◎全国の導入実績とセキュリティの信頼性

2025年12月現在、全国2,900以上の保育施設で導入されており、利用継続率は98%の満足度を誇ります。
セキュリティ対策にも力を入れ、プライバシーマークの取得や国際規格のISMS認証(ISO/IEC27001:2022)の認証を取得しています。

▼セキュリティ対策の詳細はこちら

【コラム】園支援システム+バスキャッチのセキュリティって大丈夫なの!?の皆さんの疑問にお応えします。

◎定額制・初期費用なしで利用しやすい

在籍園児数に応じて変わる従量課金制を導入するサービスが多い中、園支援システム+バスキャッチは園児・職員数に関わらず、基本料金は月額10,000円(税抜)です。豊富な機能が基本料金内で使えることに加え、初期費用やサポート費用も無料という点で、多くの保育施設から評価をいただいています。

▼利用料金の詳細はこちら

利用料金

◆まとめ:保育ICTシステムを活用して業務効率化を

保育ICTの導入は、仕事を楽にするだけでなく、保育の質を高める取り組みです。事務作業が減ることで、子ども一人ひとりと向き合う時間心のゆとりが生まれます。ICTを上手に活用し、笑顔で子どもたちと関わっていきましょう。

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