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コラム

「これ、やめませんか?」先生たちと始める、保育現場の“やめることリスト”作り

「これ、やめませんか?」先生たちと始める、保育現場の“やめることリスト”作り

「今日も日誌が終わらない…」
「行事の準備、また持ち帰り仕事かな…」
「この書類、本当に手書きじゃないとダメなのかな?」

子どもたちの笑顔のために全力で働く先生方だからこそ、日々の業務に追われる中で、ふとこんな風に感じたことはないでしょうか。保育現場では、業務を「足す」ことは多くても、「引く」ことは、なかなか難しいのが現状です。しかし、本当に大切な“保育の質”を高めるために、国が公表した「12のやめることリスト」を元に思い切って何かをやめてみることが、今こそ必要とされています。

この記事では、先生方の負担を減らし、子どもたちと向き合う時間を増やすための「やめることリスト」作りを提案します。他園での実践例を交えながら、前向きな業務改善のヒントをお届けします。

目次

なぜ今、保育現場に「やめることリスト」が必要なのか?

「今までやってきたことを、なぜ変える必要があるの?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、保育現場を取り巻く環境は大きく変化しており、「やめる」勇気が未来を拓く鍵となります。

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深刻化する人手不足と増え続ける業務負担

ご存知の通り、人手不足は全国的な課題です。限られた人数で日々の保育を回しながら、書類作成、行事準備、研修、保護者対応…と業務は多岐にわたります。この状況で従来通りのやり方を続けていては、先生方の心と体が疲弊してしまうのは当然のことです。

「昔からこうだから」が保育の質を低下させる?

「うちの園では、昔からこのやり方だから」という慣習。もちろん、大切にすべき伝統もあります。しかし、その中には、今の時代や園の状況に合わなくなっている非効率な業務が隠れているかもしれません。目的が形骸化した作業に時間を費やすことは、結果として保育の質の低下につながる恐れもあります。

“やめる”ことで生まれる、子どもと向き合う時間

何かをやめることは、決して手抜きではありません。むしろ、創出された時間と心のゆとりを、子どもたち一人ひとりと丁寧に関わる時間や、より良い保育を考えるための時間に再投資するための、積極的な戦略なのです。

【明日からできる】「やめることリスト」の作り方 3ステップ

「やめる」といっても、何から手をつければいいのでしょうか。職員みんなで納得しながら進められる、簡単な3つのステップをご紹介します。

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ステップ1:「当たり前」をぜんぶ書き出す(業務の棚卸し)

まずは、個人ワークやミーティングの時間を使って、日々の業務を大小問わず付箋などに書き出してみましょう。「こんなことまで?」と思うような小さなことでも構いません。

・朝の会、帰りの会
・連絡帳の記入、確認
・日誌、指導計画の作成
・壁面装飾の制作
・おもちゃの消毒
・電話対応
・保護者へのおたより作成・印刷

ポイントは「これは当たり前の仕事だ」という思い込みを一旦外して、すべての業務を客観的にリストアップすることです。

ステップ2:「やめる・へらす・かえる」に仕分ける

書き出した業務を、以下の3つの視点で仕分けていきます。

1,やめる:目的が不明確、効果が薄いなど、完全になくしても支障がない業務。
2,へらす:頻度や量を減らせる業務。(例:毎月から隔月に、毎日から週3回に)
3,かえる:やり方を変えれば、もっと効率的になる業務。(例:手書きからPC入力に、会議からチャットでの情報共有に)

この仕分け作業を通して、業務改善の具体的なターゲットが見えてきます。

ステップ3:小さなことから試験的に始めてみる

いきなり大きな変革を目指す必要はありません。まずは、職員や保護者への影響が少なく、すぐに効果を実感できそうな「小さなこと」から試験的に始めてみましょう。

例えば、「職員会議の資料の事前配布をやめて、ペーパーレス化する」など、まずは職員間だけで完結することから試すのがおすすめです。小さな成功体験を積み重ねることが、次の大きな改善へのモチベーションにつながります。

他の園では何をやめた?保育現場の“やめることリスト"具体例7選

全国の園で実践されている「やめたこと」の具体例をご紹介します。自園でも取り入れられそうなヒントがないか、探してみてください。

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1,手書きの連絡帳
アプリを導入しデジタル化。保護者はスマホで簡単入力、保育士は空き時間に確認・返信でき、大幅な時間短縮に。

2,毎月の壁面装飾
凝った制作をやめ、子どもたちの作品をそのまま飾るスタイルに変更。制作時間を削減し、子どもたちの自己肯定感を育む効果も。

3,手作りにこだわりすぎた行事の衣装や大道具
既製品を上手に活用したり、シンプルなものに切り替えたりして、準備の負担を軽減。行事当日に先生が疲れ切っている…という状況を回避。

4,職員会議のための資料印刷・配布
クラウドサービスやチャットツールを活用し、資料をデータで共有。印刷やホチキス止めの時間とコストを削減。

5,電話による欠席・遅刻連絡の受け付け
保護者連絡アプリに一本化。朝の電話対応に追われることがなくなり、スムーズに保育を開始できる。

6,現金での集金作業
口座振替や集金代行サービス、キャッシュレス決済などを導入。集計や管理の手間、紛失のリスクをなくす。

7,複写式の手書き書類全般
指導要録や各種申請書類などをPCで作成できるシステムを導入。書き直しの手間がなくなり、情報の検索や共有も簡単に。

「やめる」への不安を乗り越えるには?

業務をやめる際には、変化に対する不安や戸惑いの声が上がることもあります。円滑に進めるための3つのコツをご紹介します。

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1,目的を共有する(なぜ、それをやめるのか?)

「楽をしたいから」ではなく、「子どもたちと向き合う時間を増やすため」「保育の質を高めるため」というポジティブな目的を、職員間でしっかりと共有することが最も重要です。

2,保護者への丁寧な説明と理解

連絡帳のデジタル化など、保護者の協力が必要な場合は、事前に目的とメリットを丁寧に説明しましょう。「アプリならいつでもどこでも連絡できます」「写真の共有も簡単になります」など、保護者側の利点を伝えることで、理解を得やすくなります。

3,代替案をセットで考える

何かをやめる際は、代わりにどうするのかをセットで考えましょう。例えば、個人面談をやめるなら、代わりにアプリでの個別連絡を密にする、など。代替案があることで、関係者の不安を和らげることができます。

業務削減を加速させるICTの力

「やめることリスト」で挙げられた業務の多くは、ICTシステムの力を借りることで、スムーズに解決できます。手書きの連絡帳、電話での欠席連絡、紙のおたより、手作業での集金… これらはすべて、ICTツールに置き換えることが可能です。

例えば、「園支援システム+バスキャッチ」のような統合型ICTシステムを活用すれば、園の様々な事務作業を一つのプラットフォームで効率化できます。

・保護者連絡のアプリ化:欠席連絡、連絡帳、園からのお知らせ配信などをペーパーレスで完結。
・職員の業務支援:指導要録や日誌作成をサポートし、書類業務の負担を軽減。
・情報共有の円滑化:職員間のスケジュール共有や伝達事項もスムーズに。

こうしたシステムを導入することは、単に「手書きをやめる」だけでなく、園全体のコミュニケーションを円滑にし、先生方が本来の専門性を発揮できる環境を整えることにつながります。

その他の機能はこちらから

まとめ:その“当たり前”、本当に必要ですか?

「やめることリスト」作りは、決して後ろ向きな活動ではありません。むしろ、保育の“本当に大切なこと”に時間と情熱を注ぐための、未来に向けたポジティブな取り組みです。

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いきなりすべてを変える必要はありません。 まずは職員室で、「これ、もしかしてやめられるかも?」と話し合ってみる。そして、たった一つでいいから、何かをやめてみる。その小さな一歩が、先生方の働きやすさと、子どもたちの豊かな育ちにつながっていくはずです。

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